不良時々極甘【橙】【stxxx】

▽ ページ20

Aさんside

(ジ「…」

…何も言ってないけどすごい『ゑ』って顔してる。

多分本気で困ってる。

これで別れられたらどうしよう…

怖い…

ｳﾞｰｳﾞｰ…(セルフ効果音)

「!」

スマホが鳴り我に返る。

「あっ…ちょっと出てきますね」

ー

「もしもし、?お父さん、どうしたの?」

(父「A、ヤンキーと付き合ってるって本当か、!?」

かなり驚いてる……お父さん結構ビビりだもんね……

「うん」

(父「悪い事は言わんから別れろ!」

「…不良さんがみんな犯罪したりとか変なことする人とかでは決してないし、実際優しい人だよ」

(父「具体的にどこら辺が好きなんだよっ」

「えっ…と…」

そう言われると……難しいかも…

(父「ほーらないじゃんっ！」

「うっ…」

この親父め…好き勝手言いやがって…

「不良さんとは思えないほど優しくてっ……後は……」

(父「やっぱりないz「もう良い所がありすぎて全部が全部大好きなのっ！」

(父「お、おぉ…」

やばい…本人に言ってないのにすごい恥ずかしい……

(父「ちょっ、お母さんっ!?」

「お母さん、?」

(母「いいんじゃね?それほど愛してるってことで! Aの恋に手出しする必要ねーじゃんかよ、なー隼人(はやと)??」

(隼人 ＝お父さん」

(父「うっ…元ワルなのにいいこと言うじゃんっ」

(母「ま、危ないことがない限り楽しんでな、じゃ」

電話が切れる。

…神かよ

ー

「遅くなってごめんなさいっ…」

(ジ「…大丈夫」

「!? 顔赤いじゃないですかっ! 熱でもあるんですか!?」

すごい顔赤い…どうしたんだろう

(ジ「…なんでもない」

「あ、そうなら良かったです…」

でもなんで顔赤いのか……ちょっと気になる。

…まぁいっか。

ー察せ

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