不良時々極甘【橙】【stxxx】 (ページ18)

今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:119,256 hit

▽ ページ18

ーー

(ジ「…A、左手出して」

「はい…」

言われた通り、左手を差し出すと、薬指に指輪を嵌められた。

「!?」

錯乱状態。

状況が理解できない。

これって結婚指…ってなんて妄想をしてるんだ私

「これは、?」

(ジ「ピアス」

ピアス…?

もしかしてダイヤの部分…前のピアス…!?

「ありがとうございますっ……」

嵌められた時すごいドキドキした…

大切にしよう…！

ー

(ミ「そういえばピアスどうなった?」

「あ、ピアスは…ここです」

指輪を見せると、狐につままれたような顔をするミズさん。

「どうしたんですか、?」

(ミ「それ…兄貴が作ったの?」

「そうっぽいですけど…?」

(ミ「兄貴…最近元気になってる気がしたからよぉ…活気さで作ってんのかなーって

「そうですか…!!」

ちょっと嬉しいかもしれない。

私が傍にいて元気になってくれるなら…幸いだな

ーほっほっ放課後

今日は1人で帰った方がいいのかな…?

だって……イズさん来ないし…

さっさと帰れば…大丈夫だよね

ー
家路

「…」

なんだか気配感じるよ…?

誰かが来てる気がする…

周り誰もいないし…怖い…

早歩きで逃げようとすると、その足音も早歩きになる。

もうこれは……よし

満を持し、後ろを振り向いた瞬間だった。

「きゃあ!?」

襲いかかってくる男の人を目の前にし、発狂。

(「大人しく着いてきてもらおうかァ?」

ｶﾞｼｯ(セルフ効果音)

腕を掴まれ、逃げられなくなる。

「離してくださいっ、!!!」

もうパニック状態。

何とか抵抗しようと、足を振り上げてしまう。

(「痛てぇえぇ!!」

足は急所にクリーンヒット。

再び走り、逃げようとする。

(2「チンk( 蹴られたくらいでしょうもねーな。女くらいちょちょいのちょいだろ?」

また腕掴まれた…

仲間さんっ…!?

(「痛てぇんだよ…この女…」

向けられた憎悪の目に恐怖を感じ、猛抵抗を始めた。

「離してくださいっ！！」

(2「うっせぇな…おいクロもっt…なす!?」

もう1人が倒れているのだ。

石化したように、固まる仲間さん。

(2「うっ…」

ﾊﾞﾀﾝｯ(セルフ効果音)

「あっ…」

倒れちゃった、!?

ｷﾞｭｯ(セルフ)

急に抱きしめられた…

(ジ「A…」

もしかして…助けにきてくれたの、?

(ジ「…馬鹿」

「ごめんなさい…」

(ジ「帰ろう」

「は、はいっ…」

…待って

なんでジェルさんは私の居場所が分かったんだろう…?