不良時々極甘【橙】【stxxx】 (ページ15)

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今日もジェルさんの家。

「最近お父さんが…家帰って来なくて心細いって言ってるので…帰っちゃダメですか…?」

(ジ「駄目」

「あ…はい」

ジェルさんがそう言う以上無理だろう。

昨日みたいに抱きしめられたいな…

……甘えてみようかな

ｷﾞｭｯ(セルフ効果音)

ジェルさんに抱きついてみる。

(ジ「…」

黙って抱き返してくれる。

ぶ、無愛想っ…

落ち込んだ矢先に首に違和感がはしる。

「!? 噛みつかないでくださいっ…」

お構い無しに強く噛まれる。

地味に痛い…

「んっ…」

噛まれるまま、数分経つ。

いつまで続くの…?

そう思った瞬間ドアが開く。

ｶﾞﾁｬｯ(セルフ効果音)

(イ「兄貴っ！お仲m…」

「きゃあっ!?」

なんでイズさんがっ…

ﾊﾞﾀﾝｯ(セルフ効果音)

(イ「すみませんっスぅぅぅ…お取り込み中ッスよね!?」

ドア越しに叫ぶイズさん。

殺されないように必死なのが伝わってくるよ…

(ジ「…通せ」

(イ「は、はいっ!!」

ー

ｶﾞﾁｬ(セルフ効果音)

しばらくして、ドアが開く。

(?「ジェルくん！久しぶり!!」

(?「ジェル、久しぶり」

来たのは2人の男の人。

紫に…桃色の髪色。

ジェルさんに勝るくらいの髪色だな…

耳にはピアス。

少しジェルさんと配置が似てる気がする…?

(ジ「…久しぶり」

(?「その子もしかして…人質!?」

…私のことかな

(?「人質はあんまよくないぞ」

(ジ「……彼女」

(?「えっ!?」

(?「いや…」

2人とも信じてない様子。

「い、一応本当の彼女です」

衝動的に言っちゃったよ…

(な「そうなんだね!?俺は『ななもり』って名前、良かったら『なーくん』って呼んでね！」

(さ「俺はさとみ。呼び方は…どうでもいい」

「Aって言います…よろしくお願いします…」

(な「いきなりなんだけど…Aちゃん、耳かして！」

「はい…?」

なーくんに寄り、耳を向ける。

(な「ジェルくん意外とSなんだね、噛み跡…ついてる」

そういい、肩をトントンしてくる。

「あわっ…」

急いで噛み跡を服で隠し、ジェルさんの元へ戻る。

(な「ジェルくん、Aちゃんには優しくね?」

(ジ「……分かってる」

駄目だ…穴に潜りたい…