さくらと美形な転校生《�将供� ページ14
(桃矢side)
今日は、学芸祭当日。
俺とゆきは、さくらの劇を見に来ていた。
雪兎「さくらちゃんは、主役をやるんだったよね」
桃矢「あぁ……変な演技で恥かかねぇといいけど」
来るのが遅かったらしく、席は埋まっていた。
立って見るのは避けたいな。
辺りを見回していると。
雪兎「桃矢！あそこ、ふたつ空いてるよ」
ゆきが席を見つけた。
そこに席を決め、座る。
雪兎「桃矢は、写真撮るの頼まれてるんでしょ」
桃矢「父さんからな」
バックからカメラを取り出す。
よし、角度もいい感じだ。
とりあえず落ち着けるな。
雪兎「良かったね、遅くても大丈夫みたい」
桃矢「遅くなったのは、ゆきがいつまでもご飯食ってるからだぞ」
ジト目で睨むと、「ごめん」と笑いながら謝られる。
ふにゃふにゃな笑顔に怒気を抜かれ、ため息をついた。
すると……。
天成「ちょっと乙絆。ここからじゃお姉さまの写真が取れないよ」
乙絆「前の人が背高いんだよぉ」
天成「どうしよう……折角見に来たのに」
乙絆「な、天成ちゃん、背高い人に変化すれば？」
天成「だめ！当主様に、お外ではだめって言われてる」
コソコソと何かを話すチビ２人組がいた。
様子から察するに、背が小さすぎて写真が撮れないらしい。
ということは、こいつらの姉弟もここの生徒か。
雪兎「君達、どうしたの？」
ったく……こういう奴をほっとかないのがゆきだよな。
乙絆「え？」
雪兎「何か困ってたみたいだけど……大丈夫？」
戸惑うチビ２人組に対し、ゆきが安心させるように笑う。
少し時間があいた後。
チビ２人組がうつむいていた顔を上げた。
２人の顔立ちはよく似ていた。双子だろう。
１人は三つ編みをした強気そうな少女。
もう１人は、少し長めの黒髪の気の弱そうな少年。
２人とも、まだ小学１、２年くらいに見えた。
天成「お姉さまの写真を撮りたいの」
乙絆「で、でも……撮れなくて」
雪兎「そうなんだ……君達のお姉さんは、何の劇をするか分かる？」
天成「確か、眠れる森の美女だったと思う」
さくらと同じクラスか。
あいつも眠れる森の美女だった気がする。
ふと、ゆきがこっちを向いた。
え。
雪兎「僕の友達……桃矢って言うんだけど、桃矢の妹は、君達のお姉さんと同じクラスなんだ」
だから＿＿と続ける。
雪兎「僕で良ければお姉さんを撮ってあげるよ」
その言葉にチビ2人組は顔を輝かせた。
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白狐。(プロフ) - 林檎さん» ↓同じくです。二年前ですが、レス出来ず申し訳ありませんでした。遅いとは思いますが、どうか届いたら嬉しいです (2022年7月4日 21時) (
レス) id: 451bbabc75 (このIDを非表示/違反報告)
白狐。(プロフ) - 優香さん» 遅くなり申し訳ありませんでした。何年も前の作品を見つけて、そしてコメントしてくださってありがとうございます。嬉しかったです。できる範囲で更新し、期待に応えられたらと思います。こんな作者ですが、どうか楽しんでいただけたら幸いです (2022年7月4日 21時) (レス) id: 451bbabc75 (このIDを非表示/違反報告)
優香(プロフ) - 更新待ってます！ (2022年6月27日 22時) (レス) @page28 id: 34edd4442b (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - 更新楽しみにしてます！！がんばってください！ (2020年7月29日 17時) (レス) id: 0534cc6619 (このIDを非表示/違反報告)
白狐。(プロフ) - コメ返しが遅れて申し訳ありません。とても嬉しいです。矛盾点や、更新速度の遅さなど、ご迷惑をたくさんおかけしていますが、頑張りますのでこれからも応援よろしくお願いします (2020年4月17日 9時) (レス) id: 8cae88f600 (このIDを非表示/違反報告)
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