ナムジュンさん ページ34
「あのー、だれかいますか?ナムジュンですー!」
戸口から聞こえてくる言葉に、ソクジンは顔色を変えた。
「ナムジュン、開けるな!」
「え、ヒョン何か言いましたか?え、あっ!」
あわてて、皆が戸口に急ぐと、扉(の残骸)の前に、長身の青年が立っていた。
「すいません、ドア壊してしまいました。」
申し訳なさそうに、頭を下げるナムジュンにグクが駆け寄る。
「大丈夫です。僕が直せるんで。ひとまず、中に。」
ナムジュンは、少し身を縮めて、中に入って来た。
「ナムジュンです。こんにちは。」
たしかに真面目そうな黒眼鏡の青年だが、まだ、扉についていたドアノブ(だけ)を持っている
ために、間が抜けて見えた。
「あ、こちら手土産です。」
礼儀正しく差し出された包みを、あわててミミが受け取ったが、片結びが歪んで、中身が出かかっているのをミミはそっと、見ないふりをした。
「あなたが、ミミさんですか。」
そういうと、ナムジュンは目を輝かせてミミを見た。
「あなたが、この統合案の発案者だそうで。すごいですね。」
「ミミは僕の彼女ですから。ヒョンが手を出そうったってだめですよ。」
グクがあわてて言ったが、ナムジュンは手を振った。
「あー、大丈夫。僕の好みは年上で、グラマラスで、願わくは巨n…」
「ヒョン!」
あわててテヒョンが口をふさいだ。
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AULA−輝き(プロフ) - ユンギさんとテテ…。まあ友達ではありますね。いい人が見つかるといいな… (2019年4月4日 16時) (レス) id: a376a7214f (このIDを非表示/違反報告)
闇子(プロフ) - ユンギさんとテテはどうなりますか?ユンギペンなもので、気になります。 (2019年4月4日 16時) (レス) id: a376a7214f (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - 面白いので、ぜひ完結してください。 (2019年4月4日 16時) (レス) id: a376a7214f (このIDを非表示/違反報告)
茜★(プロフ) - 更新待ってます!ファンタジー風だけど、すごく人物描写がいいです。 (2019年4月4日 15時) (レス) id: a376a7214f (このIDを非表示/違反報告)
りんご姫(プロフ) - 前作の得体の知れない少女と不良たちから飛んできました!素敵な作品です。 (2019年4月4日 15時) (レス) id: a376a7214f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AULA −輝き | 作成日時:2019年3月6日 13時