治安 ページ24
家を飛び出したミミは、再開発の進む町並みを見ながら、軽快な足取りで町外れの水くみ場に向かった。
数日前まで静かだった村は移住者や工事関係者でにぎわいを見せていた。
確かに歩いていても、知らない顔が多い。
その上、荒くれた男たちが増えたような気がする。
街が栄えるとはそういうことだと、ミミは納得して歩き始めた。
朝早いからか、水汲み場にはほとんど人がいない。近くに森まである木陰の水汲み場はしんと静まり返っていた。
水を桶いっぱいに汲んだミミは、桶二つを両手で持っていこうとした。
その時、後ろから急に声を掛けられ、ミミは振り向いた。
「お嬢ちゃん、今暇ー？」
ガラの悪そうな男たちが十数人ほど、酒の臭いのプンプンとさせて、ミミに近づいてきた。
「暇じゃないです。失礼します。」
ミミはとっさにあとずさりして、早口で言った。
しかし、それは男たちの興味をよりミミに引き寄せてしまった。
「よく見ると、かわいい顔してますよ。」
下卑た声が、周囲の笑い声にかぶさる。
「急いでいるので、失礼します。」
あわててミミは後ろに走り去ろうとしたが、後ろからも男たちが出てきた。
「ほら、俺たちと楽しもうよ。」
そのうちの一人がミミの腕をつかんだ時、ミミは思いっきり悲鳴をあげた。
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AULA−輝き(プロフ) - ユンギさんとテテ…。まあ友達ではありますね。いい人が見つかるといいな… (2019年4月4日 16時) (
レス) id: a376a7214f (このIDを非表示/違反報告)
闇子(プロフ) - ユンギさんとテテはどうなりますか？ユンギペンなもので、気になります。 (2019年4月4日 16時) (レス) id: a376a7214f (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - 面白いので、ぜひ完結してください。 (2019年4月4日 16時) (レス) id: a376a7214f (このIDを非表示/違反報告)
茜★(プロフ) - 更新待ってます！ファンタジー風だけど、すごく人物描写がいいです。 (2019年4月4日 15時) (レス) id: a376a7214f (このIDを非表示/違反報告)
りんご姫(プロフ) - 前作の得体の知れない少女と不良たちから飛んできました！素敵な作品です。 (2019年4月4日 15時) (レス) id: a376a7214f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AULA −輝き | 作成日時：2019年3月6日 13時
