激昂 ページ22
「兄だか何だか知らないけれど、突然現れて、人の生い立ちだけ語って、そしてそのまま自己完結させて、そのまま出ていこうなんて、どういう神経してんのよ!もっと家族の話とか教えてくれたっていいじゃない!私だって何も話してないし、さっきの話だと、貴族なんでしょ、私。突然現れて、あなたは貴族ですなんて言われても、はいそうですか、って話じゃないでしょ!!」
思わず叫んだものの正気に返って、ミミは顔を赤らめた。
「あ、すみません。」
しかし怒鳴られたジミンの方が、もっと顔を赤くしていた。
「そ、そうですよね。僕がまた失敗しました。本当にすみません。。。」
まわりであっけにとられていた皆があわてて近寄ってくる。
「今日はとまりなよ。」
と優しくソクジンが言う。
「ぼ、僕なんかがいいんですか。」
きょどりながら言うジミンにテヒョンが近づく。
「ねえ、さっきの紙見て思ったけど、同い年だよ!僕テヒョン!」
なぜかどんどん仲良くなり、しまいには肩をたたき合い始めた二人に、ミミは何も言えなかった。
「なに、この展開」
どうやら他の人たちもその展開についていけなかったらしいことにミミはほっとした。
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AULA−輝き(プロフ) - ユンギさんとテテ…。まあ友達ではありますね。いい人が見つかるといいな… (2019年4月4日 16時) (レス) id: a376a7214f (このIDを非表示/違反報告)
闇子(プロフ) - ユンギさんとテテはどうなりますか?ユンギペンなもので、気になります。 (2019年4月4日 16時) (レス) id: a376a7214f (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - 面白いので、ぜひ完結してください。 (2019年4月4日 16時) (レス) id: a376a7214f (このIDを非表示/違反報告)
茜★(プロフ) - 更新待ってます!ファンタジー風だけど、すごく人物描写がいいです。 (2019年4月4日 15時) (レス) id: a376a7214f (このIDを非表示/違反報告)
りんご姫(プロフ) - 前作の得体の知れない少女と不良たちから飛んできました!素敵な作品です。 (2019年4月4日 15時) (レス) id: a376a7214f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AULA −輝き | 作成日時:2019年3月6日 13時