内線番号：505《紫》

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鍵垢にしていなかった私が悪いのもあるが、SNSを見つけられより一層気持ち悪さが増す。









社会人の今度ご飯行こうねは、基本社交辞令だからぜひ〜！と言っておくことが人付き合い的にベスト









なんて言っていたが、多分今回は特例。絶対ぜひなんて言ったら行くことになるはず。









…ふっかさんに誘われた時は楽しみだったのになと思い出す。あれ以来連絡は取っているがどこかに出かけることはしていない。









「あーあ、会いたいなー…」









結局、今月忙しいのでまた予定が合えば…みたいなことを返信した。









それでも頻繁に連絡が来た。誰かに相談しようかな？とも思ったがなかなか言い出せずにいたが、









「Aちゃん最近顔色悪くない？元気？何かあった？」









と出社した時先輩が聞いてくれたこともあり、話すことができた。









「え、それ怖くない…大丈夫？とりあえず連絡を取るのはやめな、ね？」









先輩からのアドバイスもあり、連絡を返すのをやめることにした。









これで少しでも前の生活に戻れるといいなと思いながら業務に就いていると目黒くんに話しかけられる。









「今日昼休憩12時から？」









「うん、そうだよ」









「じゃあ飯食いにいこ、その時間に俺ここに来るわ」









それだけ話すと目黒くんは去っていった。唐突な約束を突きつけられ本当に来るのか不思議に思っていたが、時間になると彼は本当にそこにいた。









「じゃあ行こっか」









そう告げられ連れて来られたのは、お洒落なカフェ









なんで今日誘われたかも分からないが、何食おうね？と聞いてくる彼に特に考えは無いのかなと感じた。

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