第1次結婚ラッシュが終わりました《青》

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あー、もうあれから何年も経っているんだと思うとなんだか感慨深くなってきた。






そうこうしているうちに最寄りの駅まで着いていた。






「せっかくだから朝ごはんの食材買ってから行こう」






きっと彼のことだから冷蔵庫にカニカマとかしか常備されていない。






閉店時間ギリギリのスーパーで手早く買い物を終わらせ、マンションに向かう。






貰っている合鍵でオートロックを解除してようやく到着。






「お邪魔しま〜す」






と玄関から発すればリビングから






「おっ」と声がする。






「着きそうになったら連絡してっていつも言ってるじゃん！？駅まで迎えにいったのに」






「ごめんごめん、スーパー寄ってたからさ」






慣れた手つきで案の定カニカマとお酒しか入っていない彼の冷蔵庫に食材をしまった。






「今日飲みどうだった？楽しかった？」






と聞いてくる彼に






「えー、いつも通りふっかの顔大きかったよ」






「お前なんだよそれ笑」






なんて冗談で返してみた、本当に話していた内容なんて口が裂けても言えない。






話題を変えなくちゃと思い






「翔太くん肌つやつや〜、もしかしてもうお風呂入ってた？？」






毛穴のほとんどない肌をじっと見つめながら聞いてみた。






「そうそう、A待ってる間に入っちゃった」






「あ〜、待たせてごめんね」






「私まだお風呂入ってないから、入ってきてもいい？」






「おう、ゆっくりしてこい」

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