151話 計画性ないのは分かってます ページ6
着替え終わりテントから出て、マイクの手入れをしていた理鶯さんに終わりましたと報告をする
『ど、どうですかね…？似合ってます？』
満遍なく見てもらう為クルクルと回りながら聞く
乱数さん程上手く説明出来ないけど青色のズボンを履き白いシャツの上に淡い茶色のジャケットを羽織っている
｢流石飴村だな。とても似合っている｣
そう感想を述べると、私の手をとり手の甲に軽くキスを落とす
今までおでこだったのに何故右手ッ……！？パニックになり口をパクパクとするだけで声が出ない
｢ククッ、顔が林檎の様に赤いぞ？｣
『み、見ないで下さいっ……！』
悪戯っ子の様に笑う理鶯さんの手を払い自分の顔を隠し縮こまる。顔を触るといかに熱くなってるのか余計に分かった
｢とても似合っているがこれでは色んな男に狙われる可能性がある……｣
『だ、大丈夫ですよ！抵抗する術は理鶯さんから学んでますし それが通用しないなら逃げて連絡します！』
順調に進んでいたのに止められそうになり、しゃがんだまま顔を上げて大丈夫だと訴える
これでは計画がっ！
｢Aの事だ。小官達に気遣い自分で何とかしようと思うのでは？｣
『本当に連絡します！！』
｢わかった。では赤レンガ倉庫まで送ろうか？｣
『いえ！今回は最初から最後まで自力で行こうかなと！！』
｢そうか……気を付けて行ってくるのだぞ｣
『はい！』
流石に連絡してしまえばバレるので出来る訳が無いが、何とか嘘を通し理鶯さんに見送られ山を降りた
よし後はバレずに行くだけ。スマホの検索アプリを起動し、イケブクロまでの行き方を表示させ、1人で初めて行く場所に向かう事に対する不安を無くす様に、ふぅ……と深く息を吐く
『理鶯さんごめんなさい……無事に帰ってきます…！』
・
ヨコハマ駅に着きイケブクロ方面の電車に乗り込んで、流れる景色を見ながら揺られる事1時間、目的地に到着する
やはりここの駅も広く迷ったので駅員に聞いて外に出ると、盛大な建物が建ち並ぶ世界が広がっていた
『うわぁ……やっぱ此処も高い建物多い……』
ヨコハマも高い建物が沢山あるが此処も負けず多い
ん？人気スポット水族館？めっちゃ気になる！……じゃない！観光じゃなくて探しに来たんだよ！！
自分の頬をバシンと叩き気合を入れ直す
『手がかり全くないけど頑張るぞ！！』
計画性の無さに3人にバレたら怒られるが、もう後戻りは出来ない。私は未知の世界へ足を進ませた
152話 子供は純粋ですね→←150話 凄くお洒落なので着にくいんです
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刹那(プロフ) - 戦国娘さん» 戦国娘さん読んでいただきありがとうございます！題名に惹かれたなんて嬉しい言葉感激です！頑張って考えた甲斐があります！！次の章は全力制作中なので50話が溜まり次第更新します！！ (2021年3月17日 8時) (
レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
戦国娘(プロフ) - 題名に惹かれて全話読破しました！もう次の更新が楽しみすぎますo(><;)(;><)o次話の更新楽しみしてます(*^^*) (2021年3月17日 0時) (レス) id: 008b2d0f5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那 | 作成日時：2021年3月2日 12時
