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195話 流したいんです……っ!! ページ50

左馬刻さんは一緒に入ろうと言ってくれただけなのに、なんで銃兎さんあんなに怒ってるんだろう……?理鶯さんも断れって言ってくるし……
私的には本で仲良くお風呂に入ってるシーンをよく見てたから憧れてるシチュエーションなんだけどなぁ…

お願いしてみようと理鶯さんの袖をキュッキュッと軽く引っ張る

「どうした?」

『あの…私……皆さんと一緒に入ってみたいです…ダメなんですかね…?』

「っ、」

照れながら言うと、何故か理鶯さんはピシッと固まり動かなくなってしまった
えっ!?何で!!?
慌てて理鶯さんの頬をペチペチ叩けば、我に戻ったのかまた両肩をがっしりと掴んできた


「いいかA、あまり煽る様な事を言わない方がいい」

『あ、煽る……?でも私、一緒にお風呂に入って皆さんと背中流し合いたいんです…っ!!』


1度はやってみたい事なので目を真っ直ぐ見て訴えると、再び理鶯さんは固まってしまった。今度は頬を叩いても反応が無い



『あ、あの……?』


――ドゴッッ!!


突然理鶯さんは動いたかと思えば自分の顔を殴った。予想外の行動に心臓が飛び出るくらいの衝撃を受け固まっていると、喧嘩していた2人もこっちを見て固まっていた


「え……理鶯…?どうしたんですか…?」

「……すまない驚かせたな。平常心を失いかけたので保つ為にした。
A、貴女は純粋な気持ちで言っているのは分かっている。だが世の中には間違った捉え方をする連中もいるから、発言をする前に1度考えるといい」


鼻から血がポタポタと垂れているが気にせず私に詰め寄る様に言った。理鶯さんの言っている意味をよく理解していないが、あまりの圧力で首を勢いよく縦に振った


「大丈夫かよ理鶯」

「ほらよ」と左馬刻さんはティッシュ箱を理鶯さんに向け放り投げた。受け取った理鶯さんは「すまない」と何枚か紙を取って鼻を押さえた


「Aの願いはいつか叶えるが、取り敢えず今は1人で入ってくれ」

『わ、分かりました!』


やった!いずれ一緒に入ってくれるんだ!
理鶯さんに向け小指を立てて「約束ですよ!ではお先に失礼します!」と言った後、スキップしながら脱衣所に向かった









「おい何があった」
「すまない。一緒にお風呂に入りたいと強請られてしまってな」
「それだけで貴方は理性を失いかけたんですか?」
「上目遣いで小官達の背中を流したいと言われたから少し想像をしてしまい理性が崩壊した」
「そ……それは…」
「あー確かにクるわ」

この小説の続きへ→←194話 狼ってカッコイイと思うんですが……?



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刹那(プロフ) - 戦国娘さん» 戦国娘さん読んでいただきありがとうございます!題名に惹かれたなんて嬉しい言葉感激です!頑張って考えた甲斐があります!!次の章は全力制作中なので50話が溜まり次第更新します!! (2021年3月17日 8時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
戦国娘(プロフ) - 題名に惹かれて全話読破しました!もう次の更新が楽しみすぎますo(><;)(;><)o次話の更新楽しみしてます(*^^*) (2021年3月17日 0時) (レス) id: 008b2d0f5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:刹那 | 作成日時:2021年3月2日 12時

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