188話 外はめっちゃ荒れてます!! ページ43
「大丈夫ですか?Aさん」
《わわわ私は大丈夫ですけど皆さんですよ!!大丈夫なんですか!?》
雷如きでビビりまくるAに思わず吹き出してしまい、そのまま2人の会話に割り込んだ
「おいおいAちゃん?俺様の心配してくれんのか?」
《その声は左馬刻さん!そりゃ心配しますよ!!》
「ンな簡単にくたばらねぇよ」
「小官も鍛えているからな。これしきの事で根を上げていれば軍人にはなれない」
「ですが、そろそろ帰る予定なので良い子にして待ってて下さい」
《ほ、ホントですか!気をつけて帰ってきて下さいね!!雨とか雷凄いですから!!》
何故か銃兎が俺様に対し勝ち誇った顔を見せ言い放った。待ってろだ…?Aは今何処にいる?
「おい銃兎、もしかしてAはテメェの家にいんのか?」
「では」と電話を切った銃兎に問い詰めると「そうですよ?」とニヤリと口角を上げて笑った
「あぁ゙!?なんでテメェの家にいんだよ!!」
「今日は荒れると予報していたから銃兎に頼んで泊まらせてもらったのだが……何か不満だったか?」
「たりめーだよ!俺様なんも聞いてねぇぞ!!なんでうさポリ公に頼んでんだよ!」
「そりゃ…貴方はシノギとやらで忙しかったから休みだった私に頼んできたんですよ?
恨むんだったら自分のスケジュールでも恨んどけ」
見下した目で嘲笑うクソ兎に苛立ち俺の頬がピクピク動く
「じゃあ俺もテメェの家に泊まる」
「なんでそうなるんだよボケが!テメェは自分の家に帰れ!」
「あぁ?Aはよくて俺はダメなのかよ!」
「ダメに決まってんだろ!ベットは2人分しかねぇわ!」
「ならテメェがソファで寝やがれ!」
「ふざけた事言いやがってこのクソヤクザ!しょっぴくぞッ!」
「上等だゴラァッ!!」
中々譲らねぇうさポリ公と取っ組み合いが始まるが、その様子を見ていた理鶯がやれやれと溜息をついた後俺と銃兎の首根っこを掴み仲裁に入りやがった
「ここで喧嘩をしてどうする。イライラしているのは腹が減った証拠だ。ならば小官が――」
「いえお気にならさず…!!そういう訳では無いので……!!」
「あぁそうだぜ理鶯。喧嘩じゃなくてただ交渉してるだけだ」
「絶対ェ泊まらせねぇからな」
「そうか…?小官は勘違いをしたのか…それはすまなかった」
眉を下げ腑に落ちない表情をしているが、なんとか理鶯の料理を避けられたので2人でホッと息をつく
理鶯の料理は美味いんだが……見た目が……な?
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刹那(プロフ) - 戦国娘さん» 戦国娘さん読んでいただきありがとうございます!題名に惹かれたなんて嬉しい言葉感激です!頑張って考えた甲斐があります!!次の章は全力制作中なので50話が溜まり次第更新します!! (2021年3月17日 8時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
戦国娘(プロフ) - 題名に惹かれて全話読破しました!もう次の更新が楽しみすぎますo(><;)(;><)o次話の更新楽しみしてます(*^^*) (2021年3月17日 0時) (レス) id: 008b2d0f5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹那 | 作成日時:2021年3月2日 12時