157話 結局押しに負けるんです…… ページ12
2人に睨まれ少し距離を取ろうとするが、まだ手は握られてるので1歩ぐらいが限界だった
｢おいお前ら止めろ！怖がってるじゃねぇか！――すいません……あの…差し支えなければ理由を聞かせてくれないっすか？｣
怪しく思っている筈なのに、一郎さんはあくまで優しく接してくれた
でも左馬刻さんと仲がいいから、なんて言えば何されるか分からない。かと言って嘘をつけば三郎さんに気付かれそう……。雑誌で凄く賢いって書いてあったし……
『私が探してる人……手がかりが無いんです……』
これが断ってる本当の理由じゃないけど事実なのでそれを伝えた。すると二郎さんが目を瞬かせた
｢じゃあ何で此処で探してんだ？｣
『似た人が此処に向かったのを見掛けただけで……本当にいるかも分からないんです。だから一郎さん達に手伝ってもらう訳には……』
｢それは何処で見かけたんすか？｣
『ヨ……電車の中です』
危うくヨコハマと言いかけたが何とか踏みとどまれた。三郎さんが片眉をピクリと動かしたので気づかれている気もするが……
｢電車の中か……。なら本当に此処に来たか調べられるかもしれないっすよ！｣
『えっ…！？』
一郎さんは｢いけるか！？｣と三郎さんに尋ねると三郎さんは不満げな表情だが｢はい…｣と頷いた
｢じゃあ事務所まで来て貰えますか！そこで調べるんで！！｣
うっ……これは断れない……
でもハカセの手がかり掴めるかもしれないし……ヨコハマってバレなければ問題ない筈……
腹を括り『すみません…よろしくお願いします』と3人に着いて行った
・
一郎さんに案内され萬屋ヤマダの事務所に入ると｢今飲み物持ってくるんでそこ座って下さい｣とソファに座る様促されたので大人しく座る
あっ、フカフカだ……！
ソファの柔らかさに感激していると、三郎さんは｢準備をしてきます｣と言って別室に入って行き、二郎さんは隣の空いたスペースでシュウ君とサッカーボールで遊び始めた
暫く経てば一郎さんが来て、私の前にお茶を置いたので『すみません』と軽く会釈をし一口お茶を飲む
緊張を解す為にふぅ……と息を吐き、向かい合わせに座った一郎さんの顔を見た
『あの……調べるってどういう方法で？』
｢三郎はプログラムとかに強いんすよ。それでアンタが探してる人が来てるか駅の監視カメラの映像で確認出来るんすよ！
――そういえば俺だけ名乗っといて名前聞いてなかったすね｣
『あ！そうでしたね！Aって言います！』
158話 やはり戦争が起こりそうでした→←156話 察して欲しいです……
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刹那(プロフ) - 戦国娘さん» 戦国娘さん読んでいただきありがとうございます！題名に惹かれたなんて嬉しい言葉感激です！頑張って考えた甲斐があります！！次の章は全力制作中なので50話が溜まり次第更新します！！ (2021年3月17日 8時) (
レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
戦国娘(プロフ) - 題名に惹かれて全話読破しました！もう次の更新が楽しみすぎますo(><;)(;><)o次話の更新楽しみしてます(*^^*) (2021年3月17日 0時) (レス) id: 008b2d0f5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那 | 作成日時：2021年3月2日 12時
