540話 花火もラストスパートです！！ ページ49
｢A、いいか？もう鼠花火はすんじゃねぇ。アレは危ねぇモンだ｣
『あ、はい……！』
｢すみませんっすみませんっ！俺のせいで……っ！｣
｢って言ってももうねぇから大丈夫だぜサマちん｣
｢誰がサマちんだゴラァ！左馬刻様って呼びやがれッ！｣
花火は楽しくて綺麗な物だけど危険も付き物だと学んだところで、花火の量も時間もあと僅か。ラストスパートをかける様に今度は皆で花火を楽しんだ
・
｢おーA、こっち向けよ｣
『ん？なんですか？』
――カシャッ
｢ん、いい感じに撮れてんな｣
『おぉ！幻想的な1枚ですね！これが映えると言うやつですか？』
｢理鶯もだけどお前らンでそんな言葉知ってんだよ……｣
『ラジオですよ？』
｢細けぇとこまで聞いてんな｣
・
｢見て見てAちゃーん！ナイアガラの滝ぃー！｣
『本当に滝みたいで綺麗です！！』
｢ただすすきの花火を4本ずつ持ってるだけだけどな｣
｢独歩ちんは感性が乏しいですなぁ〜｣
｢う、煩いなっ！それは自分でも理解してるつもりだ！！
……そうだ。俺は心も何もかも乏しい奴なんだよ……。才能も無いし、見た目も陰湿で……しまいには花火にも舐められて追い回される……。俺は俺は俺は……｣
『独歩さぁん！！戻ってきて下さい！！』
・
｢A、鼠花火を作ってみたのだがどうだろうか？｣
｢STOP STOP STOP!!
どうだろうか？じゃありませんよ！！何危険物を生成してるんですか！？｣
『花火作れるんですか理鶯さん…！？』
｢戦場では基本的に武器が万全である保証はない。なので、限られた資源でも引き続き戦闘が行える様、爆弾の調合等は学んでいる
その知識を活かし今回は、まだ使用していない花火の火薬を利用し、小官特製の鼠花火を作り出した。調整もしているから、先程の物よりも大人しいぞ｣
｢流石軍人である毒島君ですね。という事は他にも作れるんですか？｣
｢あぁ、閃光弾も作れるぞ。これは相手を撹乱するのに重宝する｣
｢一二三君と独歩君はよく女性に襲われますから、1個ぐらい持っててもいいかもしれませんね｣
｢よくありません！立派な犯罪ですからねッ！！？｣
｢ダメか？｣
｢駄目です！！｣
｢そうか……｣
『り、理鶯さんっ！鼠花火は諦めてこっちの花火しましょっ！色が変わるらしいですよ！』
｢色が変わる、か。夜間に信号を送るのに最適だな｣
｢戦場から離れて下さいッ！！｣
｢ふふっ、賑やかですね｣
お知らせ→←539話 軍人と医者の人ってそんな事出来るんですか……！？
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刹那(プロフ) - にゃんこさん» 嬉しいお言葉……っ。ありがとうございます！！ (2021年9月28日 23時) (
レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - これからも応援しています。 (2021年9月27日 23時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - にゃんこさん» にゃんこさんいつもコメントありがとうございます！！楽しみにして頂き嬉しいです！！(*´ω｀*) (2021年9月27日 23時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - おめでとうございます。スッゴク楽しみにしていました。 (2021年9月27日 22時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - おたくちゃんさん» おたくちゃんいつもコメントありがとうございます！！私解釈のMTCは気に入る人物には甘々なんですが、それを尊いと言って下さり嬉しいです( ◜ω◝ ) (2021年9月25日 9時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那 | 作成日時：2021年9月22日 22時
