8話 ページ8
br「え〜…でも今日No1だったし、なんかAとすれ違っちゃって今日抱きしめられなかったしいいじゃん！！」
『あーそうですか。というかそもそも私に抱きつくのやめてください。お客様にやったほうが喜びますよ？』
そう、この男ホストクラブに出勤するたびに最低一度は私に抱きついてくる。
なんならキスとかそういうのが一番多いのも彼である。
さすが色恋営業代表とでも言うべきなのか？おぉん？？？
br「だって僕はAが好きだから。姫と本命は別でしょ？」
『はいはい。お客様に言ってあげてくださいね』
br「もう！僕に対して冷たくない！？」
『ご自分の胸に手を当てて聞いてみれば』
なんか今日はつかれたのでいつもより低燃費で動いている。
私より背も高く当然私より重いぶるーくさんを押しのけようとしたが流石に無理で、ぶるーくさんを引きずりながら帰ろうとする。
というかそろそろ離れてよ…
br「もう！今日冷たすぎ！！！……ん？」
『ひっ…』
もう無視してしまおうかと迷っているといきなり首筋が指で撫でられた感覚がする。
こしょこしょに弱い体質なので首筋を撫でられただけで少しこしょばくなり声を小さく上げる。
なんだなんだと思って反射的に顔をぶるーくさんに向けると何故か少し怖い顔をしていた。
はえ？なんで？
br「ねえ、これ何……」
『これ？………あ、』
これとは？と聞き返そうとしたが、別に勘が鈍くないのでぶるーくさんの指でそこを押され察する。
キスマーク
……きんときさんのやつやん
『……キスマ？』
特に考える必要ないかなと思い正直に答える。
すると私の予想に反してぶるーくさんの顔はすねてるみたいな、怒ってるみたいな顔をした。
いや一体なぜ？
br「Aが彼氏作る性格してないのは知ってるし彼奴等の誰か…？」
『いや彼氏作る性格してないってなんですか……』
私だって一回は彼氏作ったことあるよ？
興味本位だけど。
というか恋愛したらデートとかの時間もったいないし、バイトの時間も勉強の時間も短くなっちゃって効率悪いじゃん？だからすぐに別れたし彼氏作る気は……あれ？ないかも…
ということはぶるーくさんの言ってることあってるななんて思いつつ、彼奴等って誰だと頭を悩ませる。
br「ねえ！誰につけられたの！」
『え、誰にってッ、…ちょ、ちょっと痛っ』
肩を強く捕まれちょっと痛い。
私悪くないんだけどな〜？？？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 427人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
_ - コメント失礼します。他の作品と出来事や会話が似ていると感じたのですが、この小説はご自身で考えられた作品ですか？ (2023年3月9日 0時) (
レス) id: 1c45d0240e (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2023年2月8日 13時) (レス) id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
鬼婆 - 滅茶苦茶面白かったです！ (2023年2月6日 17時) (レス) @page9 id: 26e3f5c977 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 好きです(告白) (2023年1月15日 19時) (レス) @page5 id: 3a92fc0ed1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆぅ | 作成日時：2023年1月15日 17時
