6話 ページ6
『かといってきんときさんもぶるーくさんもなかむさんも埋まってるし、今埋まってないので来てる上位ホストは……』
？「扉前で何ブツブツ言ってるの…」
『……”きりやん”さん！』
きりやんさんも白尾の一人で、唯一メガネを掛けているイケメン。
金髪でちょっと荒そうに見えるかもしれないが真面目枠に入ってるし、偶に勉強教えてくれたりする。あと料理もできるらしいし、私個人の白尾優しいランキングTOPに入っている。
問題があるとすれば酒豪なのだが、飲みすぎて接客中に酔っちゃうこと。
酔った彼を介抱するのは非常にめんどくさいし、何故かほとんど私が介抱している。
そうだ、あの子ちょっとホスト怖がってる感じあったし、ホスト自体始めてなんだろう。
ならぶるーくさんみたいな色恋営業よりきりやんさんみたいな友達営業の方が受けそうだな！！
『…今空いてたりしますか？8番卓にビジターの子が来てるんですけど？』
kr「あ、そうなの？いま来たばっかだから空いてるよ。じゃあメンバーになってもらうために頑張らなきゃね〜」
『ほんとそr…じゃなくて頑張ってくださいね！』
いけねぇ、本音が出かかっちまった。
私給料目当てで働いてるから店の収入上がれば上がるだけ嬉しいのだ。
つまり是が非でもメンバーになっていただきたい！！
kr「じゃあ行ってくるね！ボトルいれてもらったらご褒美期待しとくね！」
『はい！………はい！？』
ボトルという言葉でうなずいてしまったけどご褒美ですと！？
お金ないしご褒美って何すりゃいいの…？
いや、そもそもご褒美上げないといけないルールなんてない！だから大丈夫…なはず…
『ハァ……頭が痛い……』
・
「きりやんさんのところにウ"ーウ"のロゼ入りました！」
『あーはいはい。ロゼね……ん？ちょっとまってきりやんさん！？！？』
確か30分ほど前にきりやんさんにビジターの子を頼んだはずなんだけどおかしいなぁ？
ロゼといえば10万くらいはする。
そんな高価なボトルをビジターがいれた？はい？？？
ちょっと信じられずきりやんさんがいるであろう8番卓を覗き込むように見る。
そこには他のホストを無視してきりやんさんに目をハートにしている先程のお客様…
あ、これは堕ちましたわ。
ボトルを入れされると宣言はしていたが正直カフェパくらいかなと思っていた。
きりやんさんを卓につけてしまい、柄にもなく彼女のお財布を心配してしまった……
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_ - コメント失礼します。他の作品と出来事や会話が似ていると感じたのですが、この小説はご自身で考えられた作品ですか？ (2023年3月9日 0時) (
レス) id: 1c45d0240e (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2023年2月8日 13時) (レス) id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
鬼婆 - 滅茶苦茶面白かったです！ (2023年2月6日 17時) (レス) @page9 id: 26e3f5c977 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 好きです(告白) (2023年1月15日 19時) (レス) @page5 id: 3a92fc0ed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆぅ | 作成日時：2023年1月15日 17時
