初めての傷!! ページ41
三「俺はなぁ!お前が大っ嫌いなのさぁ!!だから今から俺はお前をぶっ飛ばす!」
そう言って三橋は拳を振りかざした。
『嘘っちょっと貴志くん!!』
流石にそれはさせないと理子に抱きついて庇おうとするが…
三「ぁあああー!!」
何かが激突する音と共に三橋が吹っ飛んで行った。すぐ横をみると、そこには伊藤が立っていた。
『真司くん!』
伊「Aちゃんも此処に居たんだ?!…ごめんね?二人とも…コイツちょっと阿呆なの。」
『あーぁ…』
地面に突っ伏してエビのように身体をピクピク動かしながら忙しない三橋をAは手を口元に憐れむように眺めた。
理「ごめんね伊藤くん!実は…」
伊「あれ…Aちゃん、手怪我してんじゃん…。」
Aの手元をみた伊藤は心配そうに、そして静かに驚くように言った。
『ぁ、逃げる時にどす触っちゃったみたい…。』
理「え?!切れるはずじゃないのに…っAちゃんに傷がついちゃうなんて…」
すると、三橋は静かに立ち上がった。
三「どれ…?」
何だか雰囲気が少し違う様だ。
伊藤や理子も同じく、顔がシリアスだ。。
三「見してみろ。」
『そ、それ程痛くないし、大丈夫だよ?』
三「いいから…。」
押し負けたAは大人しく手を差し出した。しかし、その小さな傷を見ると、三橋は目を少し伏せた。その顔に不安を覚えたAは慌てて笑った。
『これくらい何ともないよ…っ!すぐ治るよ!』
しかし、それが三橋の機嫌を治すことは無かった。
三「…おい、伊藤。俺はちょっと忘れもんしちまったから取りに行くぞ。」
伊「おぅ、俺も探してやるよ。」
そう言うと、2人は三橋を筆頭に走り出した。目的地はあの部屋だろう。
『えっ?!ちょっと二人とも…!!』
理「大変…!!」
今回ばかりは、二人とも怒らせてしまったようだ…。
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麻衣(プロフ) - 相良落ちはけっこうあるので三橋か伊藤落ちがいいです! (2021年6月12日 14時) (レス) id: d944f1cd48 (このIDを非表示/違反報告)
KYamasita0409(プロフ) - この小説めっちゃ好きです!どうやったらこんなおもろい小説書けるんやろwwあと個人的な意見にはなりますが、オチは相良くんを期待してます!「極悪非道」って言うのが大好きなのと、何より相良くんにどハマり中なものでww (2019年1月10日 21時) (レス) id: 0e985037ed (このIDを非表示/違反報告)
うまる - かんてぃー@奈ノ花さん» はい、それは紛れもなく私ですね(笑)よくリクエストとかするんですよね〜!今日俺好きなんですよ!私も小説書きたいけど色々と事情があって無理なんですよ。なので夢小説をみてキュンキュンしております! (2018年12月30日 9時) (レス) id: 6aae8bb512 (このIDを非表示/違反報告)
ペコ公 - ねぇ、マジなんなの?なんでこんな最高の作品作れんの?え、逆にイラつくこんな最高の作品作れんのマジパネェ (2018年12月24日 2時) (レス) id: 9ac018ca13 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - リクエストで、同じく伊藤くんのS!お願いします♪ (2018年12月23日 16時) (レス) id: c482da3ecf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メリ助 | 作成日時:2018年12月5日 3時