今日から俺はこの子を嫁にする。

初めてのおこ！！ ページ30

三「伊藤ぉ…！おんまえ、嬉しそうな顔しやがってぇ…っ！」


涙ぐみながら地団駄を踏む三橋を見てAも助けて貰ったお礼が出来てないと思った。


『貴志くんも、ありがとう…！格好良かったよ…？』


「……ぉ、おう。。」


照れくさかったのか、三橋は短い返事をしてすぐにそっぽを向く。


…ですが、頭の中ではAが可愛すぎるとかそういった事を考えていたので、心配は無さそうです。



その場は、事件解決もしたことで穏やかな空気が漂った。そして、そのままの足で工場を出ようとしていると、井上の目が覚めていた…。



井「お前ら……ただで済むと思うなよ…？」


だが、ボッコボコの状態で起き上がれる気力が無い井上は次回への報復を伝えるのが精一杯の様だ。


それを聞いた三橋はとてもナチュラルに井上に耳打ちをする。



三「あの、僕の名前は石橋です。」



伊藤もそれに続く。



伊「吉村です」



偽名……バレたときが恐ろしいですが、良しとしましょう。



井「そこの女……てめぇもただじゃ済まねぇぞ。Aつったな…？そいつらが口うるさく叫ぶから覚えたぞ。」



『……』



それでもAは怯まない。
それどころか堂々としている。


そして、井上を挟むように両側にいた三橋と伊藤と目がギラりと光った。


三「あぁ、そうだな。Aに手ぇ出したらな…？お前こそただじゃ済ませねぇぞ。」


伊「おぅ、その時はぶっ殺すからな。それだけは許さねぇぞ。」


『…二人とも…///』


…頼もしい仲間がいて良かったですね！

井上の頭をもういっちょガツッと殴ると、サッパリしたように三橋が立ち上がった。


三「よしっ！今度こそ帰ろう〜」


伊「あぁ〜…気ぃ抜くと痛てぇ。。」


三「当たり前だおめぇ、俺を置いていきやがって…」


伊「お前が行かねぇって言ったんだろ！！」


そうやって喧嘩をまた始めようとした2人の後ろから、何やら寒気を感じる2人…。

ゆっくり後ろを振り向くと腕を組んで肩幅に足を開いて立ってるAが…


『…さては…二人とも昨日そうやって喧嘩したから私の電話に出なかったんでしょ…。』


三/伊「ウッ…」


『もう喧嘩は禁止！！次 喧嘩別れしたら怒るからねっ！』


そのAの怒るの言葉には、「口を聞かなくなります」と言う文章が隠れてます。


…しかし、


三/伊「(可愛いだけなんだよなぁ…)」

今井ですよ！！→←くろまさんのリクエスト！！終

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