初めての喧嘩?! ページ20
それから時は遡り…
三橋と伊藤がAを家に送って行った後…。
まだ日は高く、住宅街を歩いて帰っていると、三橋は不貞腐れたように伊藤を横目に口を開く。
三「何なんだよさっきの態度…カッコつけちゃって!可愛かったのになぁ〜Aちゃん。絶対聖子ちゃんカットしたスケバン姿似合ってたのに!」
そこで何も言い返さない伊藤の顔を三橋が覗き込む。少し照れたように微笑んで頬をかいている。
そしてはたとした様に三橋が驚いて…
三「…ん?ん?ん?!あれぇ?!惚れちっちゃあ??Aちゃんにベタ惚れっちゃあ?!」
そう言われて、伊藤はハッとした様に三橋に噛み付く。
伊「んなわけねぇだろお前…っんなわけねぇだろ!!別にありがとう真司くん♡って言われて浮かれてなんかねぇんだよ!!」
三「いや2度も言うし分かりやすぅ〜…分かりやすぅ伊藤くぅーん…ってかAちゃん「♡」なんか付けて言ってないよ?うん。」
とぼとぼと歩きながら三橋が落ち着いたように前を向いて歩いてると、伊藤が思い出したように言う。
伊「てか俺もう嫌だかんな?!あんな卑怯な喧嘩!」
今度は伊藤が不貞腐れたように言ってのけるので、三橋も呆れたように伊藤の肩を押し返した。
三「もー何なんだよ〜?あーでもしなきゃ勝てねぇだろお?もう一度だけ言っとく。喧嘩はな、どんな卑怯な手使っても、勝てばいいんだよ。」
三橋の言葉にとうとうキレた伊藤。
伊「こんな勝ち方しても嬉しくねぇし、自分が間違ってなきゃあんな奴に負けねぇんだよ!」
伊藤の真っ直ぐな意志も、三橋にはイラつく要素だったらしい。三橋は小さく舌打ちすると伊藤を睨みつける。
三「馬鹿だなぁ…じゃもう知らね。この後なんかあっても、お前がなんとかすんだな!」
伊「当たり前だろ!Aだってぜってぇ俺が守る!お前みたいに卑怯な手使って守られても可哀想だよ!!」
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麻衣(プロフ) - 相良落ちはけっこうあるので三橋か伊藤落ちがいいです! (2021年6月12日 14時) (レス) id: d944f1cd48 (このIDを非表示/違反報告)
KYamasita0409(プロフ) - この小説めっちゃ好きです!どうやったらこんなおもろい小説書けるんやろwwあと個人的な意見にはなりますが、オチは相良くんを期待してます!「極悪非道」って言うのが大好きなのと、何より相良くんにどハマり中なものでww (2019年1月10日 21時) (レス) id: 0e985037ed (このIDを非表示/違反報告)
うまる - かんてぃー@奈ノ花さん» はい、それは紛れもなく私ですね(笑)よくリクエストとかするんですよね〜!今日俺好きなんですよ!私も小説書きたいけど色々と事情があって無理なんですよ。なので夢小説をみてキュンキュンしております! (2018年12月30日 9時) (レス) id: 6aae8bb512 (このIDを非表示/違反報告)
ペコ公 - ねぇ、マジなんなの?なんでこんな最高の作品作れんの?え、逆にイラつくこんな最高の作品作れんのマジパネェ (2018年12月24日 2時) (レス) id: 9ac018ca13 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - リクエストで、同じく伊藤くんのS!お願いします♪ (2018年12月23日 16時) (レス) id: c482da3ecf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メリ助 | 作成日時:2018年12月5日 3時