三十 ページ35
沖田視点
あ〜、風邪ってこんなに辛かったかィ?
・・・寝るか
・・・・・・
・・・
昔の夢を見た
俺が子供で風邪をひいて、姉上は病気で少し入院しないと行けなかった
暑い
熱い
苦しい
寂しい
・・・誰か
そう言って天井に手を伸ばした
ヒヤリ・・・
夢か現実か分からないが冷たい感覚がして目を開けた
・・・・・・
・・・
沖「・・・んぅ・・・」パチ
貴「ん、覚ましたか」
目を開けるとAが居て、手を握っていた
貴「起きれるか?」
沖「うん・・・」
貴「お粥だ、食べたら薬を飲めよ」
沖「・・・ん・・・」
視界がぼやけてスプーンが持てない・・・
貴「ん?あ、風邪の時って食べずらいんだよな」
徐ろにAはスプーンを取って粥をフーッと冷ました
貴「・・・はい、あーん」
沖「ん・・・」パク
美味い・・・
全部食べ終わって薬を飲むとまた眠気が出てきた
貴「おやすみ、総悟」ナデナデ
沖「・・・おや・・・すみ・・・」
そう言うと、一気に睡魔がきてすぐに寝てしまった
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貴方視点
寝たか・・・
可愛い寝顔だな
ガラガラ
貴「十四郎か・・・」
土「話は近藤さんに聞いた。世話になったな」
貴「少しでも力になれるならいつでも手を貸すよ。お前も疲れてるんだろ、目の隈が酷いぞ」
土「書類が溜まっててな・・・」
貴「真面目に仕事をするのはいいが、睡眠や食事はしっかりしないとダメだぞ」
土「ああ・・・ふぁ〜っ・・・」
貴「フフッ、少し仮眠したらどうだ?膝枕ならしてやれるぞ?」
土「なっ!!////・・・少し仮眠する」ポスッ
貴「やけに正直だな」ナデナデ
土「・・・うっせぇ・・・2時間したら起こせ」
貴「ああ、おやすみ」ナデナデ
相当疲れてんだな・・・
暇だから最近買った本でも読むか
・・・
・・・
貴「ふぅ・・・」
結構面白い小説だな
今何時だろうか
もう1時間経ったのか
あと1時間は何をしよう・・・
山「失礼します」
ガラガラ
山「様子を見に・・・って副長も来ていたんですね」
貴「ああ、十四郎も総悟の様子を見に来たんだが、仕事のやり過ぎで睡眠不足になっていたから寝かせた」
山「そうですか・・・それでは俺はこれで失礼します」
貴「ああ」
さて、楽器の音調節でもするか
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作者名:夜桜 | 作成日時:2018年11月25日 23時