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第6話 ページ8

『え〜〜〜!


 会見なんて興味ないよ〜!
 
 アンリちゃんだけで行ってきて!!』


「会見に出てほしいわけじゃないの!
 連合の人に貴女を雇ってる事報告したから一度会ってほしいの!

 ちょっと顔合わせてくれたらそれでいいから!」


『やだー!めんどくさいー!!

 ここまで戻ってくるのしんどいからいやだ!』


「た、たしかにそうだけど...!

 お願いA〜...っ!」




今の状況を説明しよう

青い監獄計画(ブルーロックプロジェクト)に関しての記者会見をアンリが行うらしく
そのついでにサッカー連合の上司にAの紹介をしてしまおう

とアンリが思いついたらしい
というわけで今日も今日とてモニター室に絵心と共に引き籠もるAを呼びに来たのだが...



上の通り、Aは嫌がり駄々をこねているのだ







「おーねーがーいー!!」


『いーやーだー!!』


「おい机を揺らすな」


「絵心さんからも何か言ってください!!」


絵心のカップラーメンが置かれている机にしがみつき、抵抗し続けるA

ガタガタ揺れる机の上ではラーメンの汁が左右に揺れている



アンリの必死の形相に絵心が一つ、ため息を吐くと




「A」


『いや!何言われてもいや!』


「抹茶」


『!』


ツーン!とそっぽを向いたAが
その言葉に突然目を輝かせ向きなおる




「アンリちゃんについて行けば
 甘い抹茶が食べれるぞ」


「え?」


『ほんと?』


「ああ」


「あの、絵心さん?」


『...じゃあ行ーこおっと!』


「え!?」


『着替えてくる〜』


ぴょん、と椅子から降りたかと思えば
軽い足取りで部屋を出たA




アンリの視線がAから絵心に移る


絵心はラーメンを啜りながら画面を見つめており目は合わない


「えっと、あれはどういう...」




「Aの好きなもの
 
 甘い抹茶だから」


「はい?」


「あいつ昔から自分の好きな物には欲丸出しなんだよ

 だからああやって駄々捏ねた時は
 代わりになにか渡せばすぐに言う事聞くよ」


「へー...

 (かわいくないとか言ってたけど...

 ‟兄さん”なんて呼ばれるくらいだし
 思ってるよりも可愛がってるのかな?)」




『アンリちゃーん!
 スーツないー!!』


「え!
 あ、白シャツとかならなんでもいいよ!」


『はーい!』




「...


 じゃあ行ってきますね

 絵心さん」

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るあ(プロフ) - 細かくて申し訳ないんですが凜は凛です💦 (4月29日 15時) (レス) @page28 id: 400c031e62 (このIDを非表示/違反報告)
SHINKAI(プロフ) - 瑠璃(Aru)さん» コメントありがとうございます!そのように言って頂いてとても嬉しいです!!中々筆が進んでいませんが、頑張って更新していきますので、これからもよろしくお願い致します。 (2023年3月26日 16時) (レス) id: 9829dd467f (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(Aru) - こんなに面白いのになんで伸びないんだ?めっちゃ好きです。応援してます! (2023年3月21日 9時) (レス) id: cdae4ec124 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:SHINKAI | 作成日時:2023年3月9日 23時

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