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第38話 ページ40

『ここに呼んだ300人

 どうやって選んだと思う?』



「え?

 ...絵心が決めたんじゃ...」



『うん

 でも私やアンリちゃんも手伝ったよ
 
 ちなみに私が選んだのは50人


 私が選んだ子たちはもうほとんど残ってない



 最初のほうで兄さんたちが選んだ子たちが優秀でね
 
 正直な話
 50人のうち8割くらいは300人にするための数合わせだった』



「あの、なんの話してます...?」





コロコロ、コロコロ

向かい合わせに座った二人の間をサッカーボールが行ったり来たり


彼らの手によって緩く転がされていたボールが潔の手元で止まる



それをAが

パスパス!

と急かし
またボールが転がり始める







『兄さんは私の目を信用してくれて残りの選定を任せてくれた

 私自身も自分の目を信じてる』



「...」



『君は?

 潔くんは私を信じてくれてる?』




「はい

 俺はAさんを信じてるから
 だから...」



『うん

 だからこうして頼ってくれるんだよね』



「はい...」



『...


 潔くんはまだ自分に100%の自信が持てないんだね』




「...」














『潔くん


 内緒話しようか』



「え?」






今度はAの手元で止まったボールは、体育座りをしているAの膝に持ち上げられる

潔からは彼女の口元が隠れて
楽しそうに細められた目元だけが見えている






『私なんだよ』





「?」



























































『君を青い監獄(ここ)に呼んだの』



















「...ぇ?」















一瞬時間が止まったのかとさえ思った

しかし刹那、自身の心臓が試合の時と同じように早鐘を打ち
現実に引き戻される


目の前の彼女はいまだに笑顔を浮かべ俺を見つめている



彼女は一体何を言っている?




俺を呼んだ?
ここに?

ブルーロックに?



誰が?






...彼女が?



















”...あー


 見つけた





 才能の原石”

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るあ(プロフ) - 細かくて申し訳ないんですが凜は凛です💦 (4月29日 15時) (レス) @page28 id: 400c031e62 (このIDを非表示/違反報告)
SHINKAI(プロフ) - 瑠璃(Aru)さん» コメントありがとうございます!そのように言って頂いてとても嬉しいです!!中々筆が進んでいませんが、頑張って更新していきますので、これからもよろしくお願い致します。 (2023年3月26日 16時) (レス) id: 9829dd467f (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(Aru) - こんなに面白いのになんで伸びないんだ?めっちゃ好きです。応援してます! (2023年3月21日 9時) (レス) id: cdae4ec124 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:SHINKAI | 作成日時:2023年3月9日 23時

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