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第19話 ページ21

『潔くん
 正直に言うね』


「は、はい」


『潔くんは身体能力に優れてるとは言えない』


「うっ...」


『みんなと同じトレーニング
 
 なんとかこなしてる状態でしょ?』


「はい...」


『なら練習量を増やしても意味はないよ
 オーバーワーク

 君のためにならない』


「は、はい」


ぶつけられる正論に
潔はどんどん小さくなってしまう


そんな彼をみて、Aは柔らかい笑みを浮かべた




『潔くん

 君に必要なトレーニングはね、量よりも質だと思う』


「質...」


『君の武器は?』


「え」


『見つかった?

 君の、君だけの武器』




「俺の武器は...




 ”空間認識能力”...」




『うん


 君の眼と脳は大きな武器だ

 今はそこを伸ばすことに集中しよう』


「でもどうやって...」


『予習復習!

 対戦相手をリサーチし、試合を振り返る
 もうしてることかもしれないけど


 君にはとっても大切なトレーニングだと思うよ

 誰かと一緒にするのもいいかもしれないね
 自分とは違う視点ってのはとても大切だから』



「違う視点...」



何やら考え込んでいた潔が、何かを思いついたようにバ!と顔をあげた時...









≪やあやあ才能の原石共よ≫


「!」


≪やっぱソースとマヨネーズって合うー



 ただいま第6試合までが終了しました
 
 結果と順位表はいドーン≫





1位は圧倒的な差を見せつけVチーム
その下にX、W、Z、Yチームと並んでいる


そして...




ブルーロックランキングのチーム内順位変動




『(純粋なゴール数ではなく


 最も価値の高いゴールを決めた者を上に据えた)』





≪突出させろ

 
 才能という熱い原石は
 磨かなければ自己満足のゴミと化す≫











『と、まあ

 兄さんもああ言ってたし
 君にあった練習をしよう』



「あ、はい...」



『...負担にならない程度のトレーニングなら考えてあげる』



「え!ほんとですか!」



『でも少しでも疲労が増えたら中止
 通常のトレーニングに影響が出ても中止

 もしくわ改善...


 そのうえで映像を見ての勉強



 これでどうかな?』


「はい!
 お願いします!」




これでもかと明るい笑顔を浮かべた潔が何度も頭を下げる

Aはクスクスと笑い
じゃあ明日中に練習内容伝えるね、と

トレーニングルームを出ていった

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るあ(プロフ) - 細かくて申し訳ないんですが凜は凛です💦 (4月29日 15時) (レス) @page28 id: 400c031e62 (このIDを非表示/違反報告)
SHINKAI(プロフ) - 瑠璃(Aru)さん» コメントありがとうございます!そのように言って頂いてとても嬉しいです!!中々筆が進んでいませんが、頑張って更新していきますので、これからもよろしくお願い致します。 (2023年3月26日 16時) (レス) id: 9829dd467f (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(Aru) - こんなに面白いのになんで伸びないんだ?めっちゃ好きです。応援してます! (2023年3月21日 9時) (レス) id: cdae4ec124 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:SHINKAI | 作成日時:2023年3月9日 23時

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