第149話 ページ5
久しぶりの5人集合
会話をしながらエレベーターに乗る
「そういや旅団の1人を倒したらしいな
念を覚えて間もないお前が一体どうやって？」
クラピカが旅団の1人を倒したと言う話はゴンたちと会うまでの道のりで聞いていた
ヒソカとコンタクトを取っているといことも
Aはそれ以上は特に何も聞かなかったが、旅団を倒したカラクリは理解していた
「もしお前たちがクモの残党を捕らえたくてそれを聞きたいなら、やめておけ」
「そのことだけじゃないよ
俺たちだって念を極めたいと思ってる
これから先も念能力は絶対に必要になると思うから」
「なら、なおさらやめておけ
私の話は参考にはならない」
「なんで？」
「私の能力は旅団以外の者には使えない」
「え？」
『．．．』
制約と誓約
自身にルールを課し念能力を底上げすることができる
ルールが複雑でかつ強固であればあるほど力は大きくなる
クラピカは自分の命をかけていた
生きる者において、自身の命ほど重いものはないだろう
クラピカの鎖は覚悟の証ということだ
『(命をかけた、制約と誓約．．．
本来格上であろう旅団を倒せたのも頷ける)』
「私の能力は憎悪が生んだ恨みの産物
クモ以外には全く通じない力だ
お前たちだから話した
他言はしないでくれ」
「何で．．．何で話したんだ！
そんな大事なことを！」
突然立ち上がったキルアが叫んだ
『キルア．．．？』
「え？
．．．なぜだろうな
クモの頭が死んで気が抜けたのかもしれない」
どうやらキルアが怒った理由は旅団の残党にあるらしく、記憶を読む能力者がまだ生きているらしい
『！(記憶を読む能力者？
．．．そうか、あの時の女の人私の記憶を．．．)』
そこから4人の間で何やら話していたが、Aは1人考え込んでいた
『(記憶を読む能力
ゴンとキルアが助かったのは、クラピカと鎖野郎を一致できていなかったから
おそらくヘルと同じようなタイプ
．．．特質系か
そもそも、念のスペシャリストみたいな奴らが10人以上集まった組織だ
マフィアやそこらの暗殺者にやられるとは思わない
．．．ちょっと待って？
仮にゼノさんたちがクモを倒したとして、何で死体がホテルの外にあったの？
戦闘は間違いなくホテルであった
あの2人はずっとホテルにいた
でも外には旅団の死体がいくつかあった
どうして？)
．．．まさか．．．！』
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作者名：SHINKAI | 作成日時：2022年9月9日 19時
