エーデルワイスを君に2【HUNTER×HUNTER】 (ページ48)

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第93話ページ48

「っ！？」

“おわー！！！
　A選手の踵落としが炸裂！！！！

　なんという威力！！

　石盤が粉々です！！“

「マジかよ！」

「恐ろしいほどの威力ですね
　(あれほどのパワー、強化系の能力者に匹敵するほどだ)」

“クレイ選手はがどうなったのか土煙のせいで確認できません！“

『ハァ．．．高く飛びすぎたぁ』

“おおーっとぉ！無事です！
　傷ひとつありません！

　滞空時間が長かったおかげで逃げる時間ができたようだ！“

「これほどのパワー
　君は強化系の能力者か？」

『さあね
　あなたが勝ったら教えてあげるよ』

「．．．そうか
　それでは、勝たせてもらう！！」

“クレイ選手怒涛の追撃！
　パンチパンチパンチパーンチ！！“

「(確かにあの拳を全部避けることは難しい
　でもAの目とスピードがあれば余裕だ)」

“A選手全ての拳を避け続けるものの攻撃に転じることができない！“

『(この人強化系か？
　それなら一発当たるだけで結構しんどそうだけど．．．

　うーん．．．)』

「．．．余裕でいられるのも今のうちだぞ」

『？

　．．．っ！？ｸﾞ．．．ｯ』

「A！！」

「！(まさか．．．！)」

“A選手が飛ばされた〜〜〜！！？
　一体何が起きたんだ！？“

「クリーンヒット&ダウン！」

“クレイ選手の先制点として2点が入りました！

　A選手、起き上がりません！“

『．．．』

「やれるかい？」

『．．．ふ』

「？」

『大丈夫、やれます』

“立ち上がりました！
　しかし顔面には殴られた痕が！出血もしています！

　い、痛々しいぃぃぃ！！！“

「何が、起きたんだ．．．？

　あいつが一瞬溜めを作って拳を振るった瞬間Aが吹き飛んだ．．．」

“リングに再び上がるA選手
　顔には．．．笑みを浮かべています！

　さほどダメージは負っていないのでしょうか？“

『わかっちゃった
　あなたの能力』

「．．．何？」

『ほらきなよ
　もうあなたの拳は、私には届かないよ？』

「ほう．．．ならばもう一度場外に飛ばしてやろう！！」

“クレイ選手勢いよく飛びかかる！
　先ほど同様拳の連撃だ！！！“

「！(今だ！！)

　ハァｯ！！」