第５話 ページ7
「たぶん？」
「そいつ覚えてねーんだって
変な奴だよなー」
「へーそうなんだー」
『あー裏切り者のキルアだ』
「はっ！？
なんだよそれ！」
『私のこと置いて行っちゃったじゃん』
「戻ってきただろ！」
『ゴンについてきただけじゃん』
「なんだよ拗ねてんのか！？」
別に大して気にしていないがやけにキルアが必死になるのでからかってしまう。
「2人は一緒に試験受けに来たの？」
『ううん
さっき会ったばっかりだよ』
「へー！
仲いいから一緒に来たのかと思った！」
『あはは
仲はいいよねー』
「っ！
知るかっ！」
頬を染めてそっぴを向いてしまうキルア
慣れてないのだろうか？
そこからさらに数時間後．．．
『また置いてかれた．．．』
そう
またもや二人に置いて行かれてしまった
まあ、競争はめんどくさいと言ったのは私だが
『あ』
永遠と続く階段をダラダラと走っていると、前方に見覚えのある後姿を見つけた。
暇つぶしにはいいか、と思い駆け寄る。
『こんにちは』
「！
君は．．．」
「あ！さっきキルアと一緒にいた嬢ちゃんじゃねーか！」
『どーも』
なるべく悪印象を与えないようにニコニコとあいさつを交わす
『Aっていいます
よろしく』
「俺はレオリオだ！よろしくな！
んで、こっちがクラピカ」
「よろしく頼む」
『お話し中に割り込んじゃってすみません』
「気にすんな
其れより敬語じゃなくていいぜ」
『ほんと？
敬語慣れてないから助かるなー』
「2人について行かなかったのか？
先ほど上に行ったが」
『あぁ
無闇に体力消耗したくなくて』
「まあ、この先何があるかわからないしな」
『そうそう』
「．．．」
「にっしても
ゴンやキルアといいその年で試験受けるとはな」
『でも私2人より2歳も年上だよ？』
「14なんてガキだっつーの！」
「．．．A」
『？』
「君はどうしてハンター試験を受けたんだ？」
『．．．知りたい？』
「っ．．．」
空気が変わったのを感じたのだろう
クラピカは端正な顔を僅かに歪ませた。
「言いづらいことなら、聞かない．．．」
『．．．．．．』
なんとなく
さっきから拭えない彼の警戒心をいじりたくなってしまった。
もったいぶったのもそれだけの理由だ。
『いいよ
別に隠すほどの理由じゃないからね』
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SHINKAI(プロフ) - 蒼さん» ありがとうございます！そう言って頂けるとすごく嬉しいです！これからも作品をよろしくお願いします！ (2022年8月31日 0時) (
レス) id: 9829dd467f (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - HUNTER×HUNTERの世界観にあった文章でサクサク読み進めることが出来ました。とても面白かったです！ (2022年8月30日 23時) (レス) @page48 id: 1c5f686e4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SHINKAI | 作成日時：2022年2月11日 4時
