第27話 ページ29
血なしver
(http://uranai.nosv.org/uploader/common/2/4/2/242fcb35acf9102ae5bac12d68b7e9b3.png)
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“第20号404番クラピカ
第21号99番キルア
第22号405番ゴン
所要時間71時間59分“
「ケツイッテ〜
短くて簡単な道が滑り台になってるとは思わなかったぜ」
どうやらゴンたちは滑り込みで3次試験をクリアすることができたようだ。
“第3次試験終了
通過人数25名うち1名死亡“
終了のブザーと共に、3次試験を終えるアナウンスが響く。
『．．．』
開かれた扉から漏れた光の眩しさに、Aがゆっくりと目を開ける。
起き上がった時に、バサりと落ちた上着。
「！
．．．ゴン、あれ」
「え？．．．！
A！！」
音に反応したキルアが向いた先にはすっかり乾き切った血を纏ったA。
ゴンは反射的に駆け寄ろうとしたが、キルアは思わずその腕を掴む。
「キルア？」
「．．．」
キルアは本能的に感じ取ったのだ。
今のAに近寄ってはいけないと。
『．．．』
そしてその判断は少なからず間違ってはいなかった。
なぜならば、今の彼女は血を浴びた
飢えた、獣なのだから．．．。
『．．．(お腹、空いたなぁ．．．)』
「次、2番目」
『．．．』
「あいつ、2番目かよ」
「A、大丈夫かな．．．」
「恐らく、あの血は彼女のものではないだろう
疲弊しているようには見えない」
「じゃあ全部返り血だってのかよ！？」
「おそらくな」
カードを引いたAが踵を返した時
「100番、待て」
『？』
リッポーに引き止められたことでまた箱の前に戻る。
「会長からの伝言を預かっている
“あれ“は、残りの試験では使うな
とのことだ」
『．．．りょうかーい』
「．．．」
そこから少しして、全員がカードを引き終わった。
「ではそのカードに貼られたシールを剥がしてもらえるかな」
『(198番．．．？)』
「それぞれのターゲットだ」
どうやらナンバープレートがポイントになり、6点を最後に保持していたものが4次試験クリアとなるらしい。
自分とターゲットのナンバープレートは3点、それ以外は1点。
基本的にはなんでもありのサバイバルバトルが4次試験の内容だ。
『．．．』
100番のナンバープレートはいまだに胸元で存在を主張している。
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SHINKAI(プロフ) - 蒼さん» ありがとうございます！そう言って頂けるとすごく嬉しいです！これからも作品をよろしくお願いします！ (2022年8月31日 0時) (
レス) id: 9829dd467f (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - HUNTER×HUNTERの世界観にあった文章でサクサク読み進めることが出来ました。とても面白かったです！ (2022年8月30日 23時) (レス) @page48 id: 1c5f686e4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SHINKAI | 作成日時：2022年2月11日 4時
