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side Juri
朝になると北斗はケロッとしていて。
なんならいつものように
" 樹 ほら、遅刻するぞ " と
寝起きの悪い俺を起こしてくれた。
それでもやっぱり
昨日のことが気になっていたようで
昨日はごめんな、
心配かけるだけだからみんなには言わないでと
それだけ言って、ふわりと笑った。
桃「…北斗、今日は大丈夫そうだね。よかった」
昨日のゲネでの修正箇所だけをチェックして
あとはライブに備えようと
みんなそれぞれが準備を始めた頃だった。
化粧を直す北斗の姿を
なんとなく遠くのソファで眺めていた俺の横に
きょもが腰掛けて言った。
青「うーん…」
桃「アイライナー引いた北斗って、なんかエ ロいよな」
青「んーー……」
桃「…で、樹は何に悩んでるの？」
青「うん…って、…え？」
桃「朝からずっと、心ここに在らずだよ」
青「あ、そんなことないよ」
桃「あーるーの。なんかあった？」
… 北斗、約束破ってごめん、と思いながら
きょもにだけ、昨日の夜のことを話した。
桃「…そっか、大変だったね。ありがとう」
青「いや、俺は何も。…でもさあ、」
" … とめるべき、なのかな もう。"
青「…何が北斗のためになるのか、もうわかんないや、俺。」
こぼれ落ちた本音に、
きょもは少しだけ瞳を揺らした。
後ろではジェシーが動画を撮っていて
赤「Good morning!」
と叫んでいるのが聞こえる。
それに少しだけ笑ったきょもは
真っ直ぐ前を見て
桃「その時が来たら、ちゃんと、俺が止めるから」
と言った。
桃「…辛そうな北斗にGOをかけたのは俺だよ。みんなは止めたんだ。…だからSTOPも俺がかける。どんなに北斗が嫌がったとしても、その時が来たら俺が絶対に止める。嫌われ者は、俺1人で十分。」
青「…そんな、嫌われ者だなんて俺らも北斗も…」
桃「はは、冗談。実際 1番気まずい俺に言われるのが1番効くって。それだけ」
きょもはそう言って笑って立ち上がった。
桃「さ、シャワー浴びてこよっと！」
青「…きょも、」
パンツ〜 とか言いながら
カバンをガサガサしているきょもに声を掛ける
青「きょもひとりに美味しい役全部なんてやらせないから、絶対。」
桃「はは、なんも美味しくないって！でも…」
ありがと、と
きょもは金髪を揺らしながらふわりと笑った。
…朝の北斗の表情と、似ているなあと思った。
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はる(プロフ) - ちーいほくさん» コメントありがとうございます。お待たせしてすみません。大事な作品ですのでゆっくり丁寧に更新していきたいと思います。楽しみにしてくださりありがとうございます！ (2020年9月21日 15時) (
レス) id: bf8187d250 (このIDを非表示/違反報告)
ちーいほく - いつも更新されるの、楽しみに待っていましたが更新停止になり残念です (2020年9月21日 11時) (レス) id: a6c29550e9 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - は〜ぷさん» 後半になってました！正しくは更新です、すみません（笑） (2020年8月3日 3時) (レス) id: bf8187d250 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - ゆあさん» 初めまして。コメントありがとうございます！嬉しいです！かなりゆっくりペースの更新になっておりますが、どうか今後もお付き合いください…！ (2020年8月3日 3時) (レス) id: bf8187d250 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - 初めまして、コメント失礼致します。青さんと黒さんの関係性がとっても好きです、、思わず涙しながら読ませて頂いております…！続きが楽しみです…！！ (2020年8月1日 10時) (レス) id: 39974f5fe7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる
| 作成日時：2020年3月27日 7時
