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剛典side
ある日、仕事終わりの事務所で俺を待っていたのは壱馬だった
「あの、岩さん…」
恐る恐る声をかけてくる壱馬。
人気のない場所で腰をかける
付き合い出した、とか報告されんだろうな
俺まだ…
「俺、Aさんの事が好きです！
初めて会ったときから。
岩さんと付き合ってた事を知って悩んだんですけど、やっぱり諦めきれなくて。」
「Aも好きなんでしょ？壱馬のこと。」
「…良かったじゃん。」
頷いた壱馬に、絞り出した偽りの言葉。
「…でも、付き合うの待ってもらってます。」
「は？なんで？」
「俺、岩さんの気持ちを無視してAのこと奪うようなことして…
…ほんと、すいませんでした。
だからってわけじゃないですけど、岩さんの気持ちに整理がつくまで俺は待ってます。
Aにもそう伝えました。」
無言で聞く俺に続けて壱馬は言った
「俺には、岩さんもAもとても大切な人です。
仲良しだった2人が俺のせいで、このまま気まずい思いをしたままなのは絶対に嫌なんで…」
壱馬の思いを知った俺
俺よりもずっとAのことを思ってる
俺なんて…
よく考えれば、自分の気持ちばかりで
壱馬なら、壱馬だから。
休みの日、俺はあるとこへ向かう事を決めた
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ほなみ(プロフ) - 続編とても見たいのですが、パスワード教えてもらうことって可能ですか？ (2019年11月10日 10時) (
レス) id: 8c8db934c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rin.
| 作成日時：2019年10月14日 20時
