【テニプリ】サムライの弟子。 (ページ11)

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竜「いいかい、関東大会は都大会とはレベルが違う。これまで温存されてきたハイレベルの選手が出てくる可能性もあり、うちとしてはベストメンバーで臨みたい」

竜崎先生が、コートにいる1年を除いた部員達にそう言った。

竜「現状で考えるに、各ブロックで勝ち残った上位二名がベストメンバーだろう。気を抜くんじゃないよ！」

全「はい！」

堀「なんかスゲー緊張感…」

加「だねー」

『んー私も早く戦いたいなぁ～』

水「あ、水崎先輩！」

1年がコートの中を見ながらそう呟いていると、いつの間にかAが混ざっていた。

『よっ！1年諸君。モンキーくんは見たことあるけど、名前までは知らないや。君達名前は？』

水「1年の水野カツオです！」

加「加藤カチローです！」

堀「堀尾聡史っス！ちなみにテニス歴2年っス！」

三人トリオね、よろしく～と言っていると、3人の後ろから女の子が歩いてきた。

桜「あれ、何が始まるの？」

水「あ、竜崎さん」

堀「校内ランキング戦だよ」

ランキング戦？と竜崎が言っていると、丁寧にも堀尾が説明してくれた。

堀「そうさ！月一回行われるこの青学名物が、うちの強さの秘密なんだ！」

加「まぁ、僕たち１年は出られないけど」

水「その代わり、リョーマくんがまた出場してるんだ」

「ほぉ～越前くん凄いな」と勝手に感心し、やっぱりあの人の……とAが考えていると

芝「なるほど、そういうこと。校内ランキング戦か～」

桜「あ、芝さん！」

月間プロテニスの芝と井上が来ていた。
二人はコートに目を向けたあと、隣いにるAに目を向けた。

井「失礼だが、君は？見たところ青学の生徒じゃないみたいだが…」

竜崎は昨日の自己紹介の時はいなかったようで、同じくこちらを見ていた。

『あ、申し遅れました。今日からテニス部のサポート兼選手を務めさせていただきます、水崎Aです。月刊プロテニスの方ですよね？』

いつもとは真逆の話し方で、スラスラと言葉を並べているA。
二人はサポート兼選手と言う異例の言葉に驚いている。

芝「えぇ！サポート兼選手！？そんなのってアリなんですか？井上先輩」

井「あ、あぁ…正式な許可を貰っていれば可能なはずだ」

それより、と言って井上はAの方を向いた。

井「どうして我々が、月刊プロテニスの人間だと？」

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