検索窓
今日:8 hit、昨日:17 hit、合計:21,106 hit

6. ページ7

ふと、久しぶりに聞いたあのプロポーズを思い出す。


「…………はぁ。侑に会うなんてな。」


正直、まだ会う予定はなかった。
侑が私のことを忘れるまでか、私にはっきりした相手が見つかるまで。それか、侑が20になるまで。……いや、せめて18。
私だって急に会えなくなって、寂しくなかったわけじゃない。

この後、双子と話す予定になっている。きっと今日の感じだと、まだ私を好いてくれてるのだろう。


……別に、侑が嫌いなわけじゃない。
でも、どうしても年の差がありすぎる。まだ侑は17だ。未成年だ。


将来プロのバレー選手になる男の、貴重な時間だ。私なんかに無駄な時間を使ってほしくなかったから、何も言わずに東京に就職した。

離れないといけないと、漠然と思った。


「………………結局、侑への気持ちを誤魔化すために色々考えてるだけなんやろか。」


侑の魅力的なところなどあげ始めたらキリがない。

治だって他の人だってもちろん魅力的だけど、10年間ずっと私に好かれるようにと、色んな顔を見せてくれたのは侑で。

ただ、恋愛感情の「特別」なのかと言われると、わからないのだ。


「……やばい、のぼせてまう。」


早く、出よう。

7.→←5.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 6.9/10 (59 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
63人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 宮侑 , 恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

久賀(プロフ) - Aさん» 教えてくださってありがとうございます…!なおしました! (2021年10月31日 21時) (レス) id: e559a199f7 (このIDを非表示/違反報告)
A - ふらぐたってます (2021年10月31日 21時) (レス) @page17 id: 319b92452d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:久賀 | 作成日時:2021年10月31日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。