朝の支度 ページ3
次の日。
俺は朝が弱い。
それなのに…
「おはようございます、そらるさん!」
そ「…..…んん、…まだねむ、い……」
「ほらほら、起きてください!
朝ご飯冷めちゃいますー!」
そ「…あと、10分……………」
「もー。起きてくださいぃ!
今日はまふまふさんと打ち合わせなんでしょう!?」
そ「あ、そうだった」
寝癖を直しながら、リビングに行くと
美味しそうな朝食が置いてあった。
そ「いただ…きます」
寝ぼけた頭でそう言うと、Aも向かいに座って手を合わせた。
あ…なんか夫婦っぽい。
ぼんやりとそう思う。
「そらるさん、美味しいですか?」
そ「うん、美味い。」
「やったー!」
夫婦修行も、案外悪いものではないかもしれない。俺は幸せを感じた。
*
支度をして、玄関で靴を履いていると
Aがパタパタと小走りしてきた。
「そらるさん、行ってらっしゃいです!」
そ「…っ! …あぁ、行ってくるよ。」
くしゃっと頭を撫でれば、太陽のような
笑顔を見せるA。
その日1日、ニヤニヤが止まらず
まふまふに心配されたのは内緒。
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しゃけご飯(プロフ) - 夢主ちゃんが倒れた時、思わずえっと呟いてしまいました。短編の小説の中で作者様の言いたいこと、伝えたいことがよく分かりました。親戚の方のご冥福をお祈りします<(_ _)> (2019年5月17日 0時) (レス) id: 459be71871 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Sugar | 作成日時:2019年5月6日 21時