愛され奥さん 【スーパーマラドーナ 武智】 ページ4
みゆさんのリクエストです。
・
武智｢結婚しろや。｣
二年間付き合ってきた彼からのプロポーズは、指輪だけ私にグイッと差し出してきて、顔はそっぽを向いている。
そんなぶっきらぼうなプロポーズやった。
元ヤンで、漫才のネタでもその
『あっ、ほうれん草買い忘れたわ。』
武｢アホやな。買って来るんならはよ買って来ぃや。｣
『車の運転お願いしてええ？』
武｢今俺が運転して帰って来たばっかやろが。俺もう疲れてんねん。｣
『…はーい。』
・
武｢Aー、酒。｣
『これ以上飲んだら体に悪いやろ。』
武｢嫁が旦那の言うこと聞けへん言うんかぁ？｣
『…わかりました。』
いわゆる亭主関白というやつ。ミナミの帝王が影響なのか、はたまた本当に彼の性格なのか。どちらかは分からないが、私は毎日彼に振り回されてばっかやった。
『痛っ。』
武｢なんやねん。また何かやったんか。｣
考え事をしながらご飯を作っていたら、使っていた包丁で指を少し切ってしまった。ダイニングキッチンやから私の声に気付いた正くんが、リビングからこちらにやって来る。
武｢なんや。｣
『指少し切ってもうてん。ええよ、ほら。舐めときゃ治るわ。』
武｢舐めときゃやないわ。菌が入ったらどないすんねん。絆創膏あるやろ。｣
そう言って、棚から救急箱を引っ張り出して中から絆創膏を一枚取ると、正くんがそれを私の手に付けようとする。
しかし不器用な正くんと絆創膏は、どうやら相性が合わないらしい。正くんが私に絆創膏を貼ろうとしても、何度も失敗してしまうのだ。
武｢なんやねん…っ、この絆創膏っ。｣
『んふふ…。』
武｢人が付けたっとるんに笑うなや！｣
『正くんおもろいわぁ。』
本当に、おもしろい。
貴方といるとこれだけ心から笑えるなんて、
きっとこの先ないと思うの。
ぶっきらぼうやけど、不器用やけど。
サバサバしてるけど、ミナミの帝王やけど。
私には貴方が合ってる。
なんとなく、そう思った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 263人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さどん - リクエストでぺこぱお願します。 (2021年5月3日 19時) (
レス) id: 181cff0615 (このIDを非表示/違反報告)
Flapping - からし蓮根の青空さんと付き合ってる設定でお願いします!！ (2021年1月2日 7時) (レス) id: 30c0a1677c (このIDを非表示/違反報告)
ねね - ぺこぱのシュウペイさんとお風呂一緒に入りたいです (2020年9月10日 22時) (レス) id: 7b44f3b801 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - ライスの田所さんで,甘い感じのカップルみたいな感じでお願いします！なんか二回に渡って書いちゃってすみません。 (2019年9月27日 23時) (レス) id: 18493058fb (このIDを非表示/違反報告)
ひな - リクエストお願いします！ (2019年9月27日 23時) (レス) id: 18493058fb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ねむ | 作成日時：2018年4月18日 23時
