貴方の特別 【和牛 川西】 ページ13
彩綾さんのリクエストです。
※「願うならば」の続編です。
・
ルミネの裏口は人でごった返していて、騒然としていた。数人の警備員は、沢山の人達を抑えるのに必死で走り回っている。
今回の和牛のイベントにも私は応募したのだが、さすがに今回はハズレてしまった。だから出待ちだけでもと思い、出待ちするためだけに来たのだ。
川西さん、私のこと覚えてるかな。
少ししか話してないし、
覚えてもらえてたら奇跡だよなぁ。
するといきなりワッと周りの人達が騒ぎ出し、人の波が動き始めた。まず出て来たのはタナカライケダさん。次にプリマ旦那さん、いなかのくるまさんと、芸人さんが次々に出て来る度に騒ぎが大きくなっていった。
私は間を割って、何とか出待ちの最前列に来る。それでも何が何だか分からないほどに人が揉みくちゃになっていた。
『えっ。』
いきなり、私の体が引っ張られる。誰かに腕を掴まれていて、そのまま何処かへと引っ張られて行く感じ。訳が分からなくて、どうする事も出来ず、私は人混みの中で何かに引っ張られるがまま付いて行った。
しばらく行くと、出待ちのファンの方の所から遠ざかり、ルミネでも来たことがないようなよく分からない所に来てしまった。誰に引っ張られたのか、私は周りを見渡そうと後ろを向くと、すぐ目の前に彼はいた。
川西「いきなりごめんねぇ。顔見てこの前の子やって思て、あっちやと話せれへんし連れて来てまった。」
頭をかきながら苦笑いをもらす川西さんに、私は口籠もってしまう。こんな事が起こるなんて、まるで夢でも見てるんじゃないのか。私は「えっと…」としどろもどろしていると、川西さんの方から話しかけてきた。
川「ホンマは君はただのファンやし、他のファンの人にも申し訳ないから声はかけへんとこう思ってたんやけど、なんや気になってまって…。」
『気に、なって…？』
川「他の人とは違うんよ。」
その言葉に、酸素が足りないのか、私の脚もとがグラグラしてくる。
他の人とは違う。
私だけ、貴方の特別。
いきなりのことに頭は付いていけなくてパンク寸前だけど、これだけは。これだけは分かる。
私はきっと、
貴方にとっての何か大切なもの。
そう、思っちゃったの。
夢 【ミキ 亜生】→←諦められない 【祇園 櫻井・ジュリエッタ 井尻】
ラッキー芸人
ラニーノーズ
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凛凛(プロフ) - はじめまして、すみません。あの……ミキ 昂生じゃなくて、昴生たと思う。漢字が間違えですよね……？ (2018年4月15日 2時) (
レス) id: 62c9d1a185 (このIDを非表示/違反報告)
kurumikan212(プロフ) - リクエストありがとうございました。凄く楽しく読ませて頂きました！リクエストで吉村崇さんで胸キュンみたいなのが読みたいです。よろしくお願いします。 (2018年4月10日 19時) (レス) id: bfc812d370 (このIDを非表示/違反報告)
ちきち - 今回もありがとうございました！めっちゃよかったです！！幸せな気分になりました！次のリクエストもお願いしていいですか？昴生さんに嫉妬される話が見たいです。よろしくお願いします！ (2018年4月1日 0時) (レス) id: 58e492c837 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - AIRIjinrさん» リクエスト承りました！ (2018年3月31日 11時) (レス) id: 8263d84421 (このIDを非表示/違反報告)
AIRIjinr(プロフ) - リクエストです！！アインシュタインの河井で他の芸人さんと自分が仲良くしててそれに嫉妬するというのを読みたいです！楽しみにしてます！ (2018年3月30日 23時) (レス) id: 153aa2f1cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユカリ | 作成日時：2018年3月21日 11時
