★ ページ12
紫耀side
病院に着いて、マネージャーさんに岸くんを抱っこしてもらって、俺は受付けへ。
季節の変わり目だから、地味に混んでる…。
熱測って、呼ばれるのをひたすら待った。
岸｢ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ…。ふぇ〜…。｣
紫耀｢岸くん？大丈夫だよ？俺もマネージャーさんも、ここにいるからね？｣
涙目で、ずっと一点を見つめてる岸くん。
紫耀｢お茶飲む？｣
岸｢ふぇ〜…。｣
プイって反対側向いたから、飲みたくないみたい…。
しばらくして呼ばれて、発熱と咳き込みが凄いのと、２回嘔吐したことを伝えた。
診察室に入って、先生と向き合った瞬間、岸くん大号泣。
喉診られるのも嫌、胸の音を聴かれるのも嫌。
でもそこは、心を鬼にして、抑えつけるところは抑えた。
結果は気管支喘息らしい。
吸入して、帰ることに…。
車のシール貰って、涙いっぱいの目で、シールを見つめてる。
紫耀｢岸くん、よかったね？車のシール。｣
岸｢…。｣
紫耀｢岸くん？このお薬が終わったら、ホテルに帰って、一緒にゆっくり寝ようね？｣
岸｢ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ…ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ…。おぇ…。｣
紫耀｢大丈夫？｣
岸｢ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ…。｣
５分くらいで終わるみたいだから、もう少し辛抱しようね。
吸入も終わって、帰る前におむつ交換。
台に岸くんを寝かせてと…。
岸｢ふぇ〜…。｣
紫耀｢ごめん、ごめん。おむつ替えたら、すぐ帰ろうね？｣
少ししか濡れてなかったから、水分補給気をつけてあげよ…。
紫耀｢よし、終わったよ〜。急いで帰ろうね？｣
岸｢ﾁｭﾊﾟﾁｭﾊﾟ…ﾁｭﾊﾟﾁｭﾊﾟ…。｣
岸くん…眠いね…。
支払いはマネージャーさんが済ませてくれてて、しかも、岸くんの為に、診察中、近くのコンビニまで走ってくれて、桃のジュースとポカリと、ゼリーを買ってきてくれてた。
岸くん、車の中で１回寝たんだけど、ホテルに着いて、車からおろす時に起きちゃって、ｸﾞｽﾞｸﾞｽﾞモードで、今、抱っこしてます。
吸入したおかげで、咳が少し落ち着いてる感じ。
紫耀｢岸くん？桃のジュース飲む？｣
岸｢…。｣
無言だけど、桃のジュースを見てる。
飲むかな？
ストローを口元へ持っていってあげたら、飲み始めた。
岸｢ｺﾞｸｺﾞｸ…ｺﾞｸｺﾞｸ…。｣
眠いし、お腹の中空っぽだし、体調悪いしで…、寝るにも寝れないよね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 165人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「King&Prince」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ＫＣ | 作成日時：2021年11月22日 22時
