そばにいるよ(07)★リク★ (ページ42)

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42.体調不良(神宮寺勇太) ページ42

岸side

とりあえず、神宮寺を連れて移動車に帰ってきた。

岸｢水分補給するか？｣
神｢ﾊｧﾊｧﾊｧ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…。｣

飲みたくないかな？

岸｢横になるか？｣
神｢ﾊｧﾊｧﾊｧ…おぇ…おぇ…。｣
廉｢吐くんとちゃう!?｣
岸｢まじかっ!?｣

廉が急いでティッシュを、神宮寺の口元にあててくれた。

廉side

移動車に戻って来て、神がめっちゃ涙目で、一点を見つめたまま嘔吐き始めたんよね。

吐くやろなって思って、ティッシュをめっちゃ大量に取って、神の口元にスタンバイ。

背中さすってるんやけど、出てこんな…。

今だに嘔吐きながら、涙目で一点を見つめてるんやけど…。

神｢ﾊｧﾊｧﾊｧ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…。｣

しばらくして、少量やけど、吐き始めたわ。

神｢げぼっ…。ﾊｧﾊｧﾊｧ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…。げぼっげぼっ…。｣
廉｢落ち着いたら、教えてな？｣
神｢ﾊｧﾊｧﾊｧ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…。｣
岸｢廉？ティッシュ交換しようか？｣
廉｢おん。｣

神の様子を見ながら、新しいティッシュと交換。

神｢ﾊｧﾊｧﾊｧ…おぇ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…。｣
廉｢もう出えへんか？｣
神｢ﾊｧﾊｧﾊｧ…ﾌﾙﾌﾙ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…。｣

吐きそうな感覚があるんかな？

意思表示してくれたってことは…。

神｢げぼっげぼっ…げぼっ…。｣

うわっ!!

一気に吐いたわ!!

海人｢廉!!タオル!!｣
廉｢おん!!｣
神｢ﾊｧﾊｧﾊｧ…げぇぇ…おぇ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…。｣

俺の手…めっちゃベトベト…。

海人｢俺、紫耀を呼んで来る!!｣
岸｢おう!!頼んだ!!｣

我慢してた訳じゃないんやろうけど…。

神｢ﾊｧﾊｧﾊｧ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…。｣
廉｢落ち着いたか？｣
神｢ﾊｧﾊｧﾊｧ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…。｣

大丈夫そうやな？

ゆっくりタオルを丸めてと…。

とりあえず、邪魔にならない所に置いとくか…。

神｢ﾊｧﾊｧﾊｧ…吐く…ﾊｧﾊｧﾊｧ…。｣
廉｢ちょっと待ってな!?｣
岸｢やべぇ!!ティッシュもうない!!｣
廉｢マジか!?｣

俺の手、もうベトベトやから、俺の手に吐かせるか…。

廉｢俺の手に吐いてええよ？気にせんでええから？｣
神｢ﾊｧﾊｧﾊｧ…げぼっ…ﾊｧﾊｧﾊｧ…。｣

ドロッとしたのを吐いて終わりみたいやな。

廉｢岸さん？俺、手洗って来るから、神のこと見ててな？｣
岸｢おう!!｣

岸さんに神のことを任せてから、俺は手を洗いにトイレへ。