36.体調不良(神宮寺勇太) ページ36
海人side
体温計を挟んでと…。
海人｢いっぱい吐いた？｣
廉｢いや、ちょっとだけやな…。｣
海人｢ちょっとか…。神？まだ吐きそうな感じある？｣
神｢…ﾌﾙﾌﾙ。｣
海人｢大丈夫？｣
神｢…ｺｸﾘ。｣
ピピピ…。
38.5℃…。
廉｢何℃やった？｣
海人｢38.5℃。ちょっとだけ下がってる。｣
廉｢よかったやん。｣
海人｢うん。体温計、返してくるね？｣
廉｢おん。｣
午後からの移動の時には、もう少し下がってるかな？
廉side
座ってるのキツそうやな…。
廉｢神？俺に寄りかかっとき？｣
神｢…ｺｸﾘ。｣
海人も戻ってきて、３人で呼ばれるのを待った。
看護師｢神宮寺さーん。神宮寺勇太さーん。｣
廉｢神？呼ばれたから行こうか？｣
神｢…？｣
ちょっと寝てたから、頭がボッーとしてるみたいやな…。
海人が色々と説明してくれたのと、さっき駐車場で嘔吐したこともシッカリ先生に伝えた。
結果は風邪。
点滴を勧められたんやけど、これから仕事で地方入りやから、飲み薬と座薬を処方されたんよね。
座薬…紫耀の担当やな。
薬を貰って、急いで帰宅。
マネージャーさんが迎えに来るまで、少し時間があるな…。
廉｢神？何か食うか？｣
神｢…ﾌﾙﾌﾙ。｣
廉｢いらん？｣
神｢…ｺｸﾘ。｣
とりあえず、水分補給だけはさせるか…。
廉｢じゃぁ、水分補給だけはシッカリしとき？｣
神｢…ｺｸﾘ。ｺﾞｸｺﾞｸ…ｺﾞｸｺﾞｸ…。｣
あ、薬を忘れずに持って行かないとやな…。
海人｢冷えピタ持って行く？｣
廉｢おん。｣
海人｢体温計も？｣
廉｢おん。｣
簡単に部屋の中を片付けてから、出発。
紫耀side
俺と岸くんは、先に迎えに来てもらって、最後に３人まとめての迎え。
あ、来た。
海人｢お疲れ〜。｣
廉｢お疲れさん。｣
岸｢お疲れ!!｣
紫耀｢お疲れ様。とりあえず、神を寝かせようか？｣
廉｢おん。｣
神を横にさせて、ブランケットを掛けた。
紫耀｢病院どうだった？｣
廉｢風邪やて。飲み薬と座薬貰ってきた。｣
岸｢座薬!?｣
紫耀｢座薬か。わかった。｣
廉｢病院の駐車場で、少し吐いたけどな…。｣
紫耀｢そっか…。｣
頑張ったね…神…。
紫耀｢熱は？｣
海人｢38.5℃だった。｣
紫耀｢少し落ち着いてきたね。｣
海人｢うん。｣
少し高速を走って、みんなでお昼ご飯。
各々好きなのを頼んで、とりあえず、神用にうどんをひとつ…。
小さいお椀を借りて、みんな着席。
４人｢いただきまーす。｣
神…少しだけでも食べるかな…？
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作者名：ＫＣ | 作成日時：2021年4月25日 22時
