20.体調不良(神宮寺勇太) ページ20
紫耀side
落ち着いたら、病院に連れて行くか…。
神｢げぇぇ…ゲホッゲホッ…。｣
紫耀｢よしよし。スッキリするまで、げぇしていいよ？大丈夫だから。｣
神｢ゲホッゲホッ…。｣
ちょっとだけ、げぇして、やっと落ち着きを取り戻したかな？
紫耀｢神？げぇげぇしてるから、病院行こ？｣
神｢…ﾌﾙﾌﾙ…。ゲホッ…おぇ…。｣
紫耀｢ほら？咳き込んだら、げぇしそうじゃん？｣
神｢…ﾌﾙﾌﾙ…。｣
岸｢神宮寺？もしかして…朝から気持ち悪かった？｣
神｢…。｣
岸くんの問い掛けに、急に無反応になったところをみると、朝から気持ち悪かったんだろうな…。
紫耀｢病院行こ？｣
神｢…ﾌﾙﾌﾙ…。｣
嫌か…。
…とりあえず、寝かせるか…。
紫耀｢じゃぁ、少し寝る？｣
神｢…ｺｸﾘ…。ゲホッゲホッ…おぇ…。｣
念の為、枕にタオルを巻いて、アイスノンして、冷えピタ貼って…。
紫耀｢あとで、洗面器持ってきてあげるからね？｣
神｢…ｺｸﾘ…。｣
紫耀｢岸くんも俺もそばにいるから…。｣
神｢…ｺｸﾘ…。｣
岸くんが洗面器をキレイにしてきてくれて、新しい袋を被せて持って来てくれた。
岸｢洗面器と新しいタオル…ここに置いとくぞ？｣
神｢…ｺｸﾘ…。｣
トン…トン…トン…。
トン…トン…トン…。
神｢Zzz…。｣
寝たかな？
神｢ゲホッゲホッ…ゲホッゲホッ…おぇ…。｣
紫耀｢大丈夫？｣
神｢…ｺｸﾘ…。｣
トン…トン…トン…。
トン…トン…トン…。
神｢Zzz…。｣
よし、寝た…。
11時40分か…。
どのくらい寝てくれるかな…？
岸｢寝たな？｣
紫耀｢うん。｣
岸｢紫耀？昼飯、何でもいい？｣
紫耀｢うん。｣
岸｢じゃぁ、ちょっと作ってくるな？｣
紫耀｢うん。ありがとう。｣
俺…今日、泊まれないんだよな…。
どうしよう…。
岸side
ふぅ〜…。
さてと、作りますか…。
紫耀side
廉は地方だし…。
残ってるのは、海人か…。
あとで、連絡してみよ…。
神｢Zzz…。｣
ふぅ〜…。
廉side
神…大丈夫かな…？
岸さんにちょっと電話してみるか…。
ﾌﾟﾙﾙﾙ…ﾌﾟﾙﾙﾙ…。
岸side
ﾌﾞｰﾌﾞｰﾌﾞｰ…。
ん？
あ、廉からだ…。
廉side
岸：もしもーし。
廉：あ、岸さん？
岸：おう。
廉：神の具合いどう？
岸：ん〜…ちょっと今、嘔吐を繰り返してる。
廉：マジで？病院は？行ったん？
岸：ううん。今、紫耀が付き添ってくれてて、やっと寝たとこ。
廉：そうか。
結構…重症やな…。
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作者名：ＫＣ | 作成日時：2021年4月25日 22時
