【MHA】役得��【瀬呂】 ページ15
「わっ!!!ごめん!!!痛かったよね!?」
「いやっ、いいっ!全然!!むしろ役得?」
「峰田くんみたいな事言わない!!」
「峰田と一緒にされた!?」
俺ここまで連れてきたのになー、といじける瀬呂くん。それを言われてしまうと確実に私が負けてしまう。ごめんね、と言うと、笑顔で気にしてねぇよと返された。かっこいいなぁ。爆豪くんはしょうゆ顔って呼ぶし、プレゼントマイクは地味って言ってたけど、私はそんな事ないと思ってる。確かにうちのクラス1のイケメンの轟くんと比べたら世の中の女の子はそっちに行くかもしれないけど。
「瀬呂くん、ありがとう」
「ん?」
「ここまで連れてきてくれて。2回も助けてくれて」
「いいって。それよか早く元気になれよ。Aっていつも笑ってるイメージだから、今日しんどそうな顔して登校してきて心配だったんだぜ?」
「ちょっと予習復習であんま寝れてなくて…身体が限界だったのかも」
「真面目なAらしいけど、あんま無理すんなよー。ほれ、体温計。昼測らせてもらった時は38度2分だったぜ。よくここまで我慢してたよな」
「お騒がせしました…」
瀬呂くんから体温計を受け取り、脇の下に入れる。何故か左手はまだ瀬呂くんに握られたままだ。別に困りはしないが…恥ずかしい。
「瀬呂くん、」
「ん?」
「その、手…」
「……あ、悪ぃ。嫌だったか?」
「嫌じゃないけど…恥ずかしいと言いますか…えっと…」
「嫌じゃないなら、握ってていいか?」
「え?」
「俺が安心したいんだよ。Aが大丈夫だって」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 9人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
渡邊(プロフ) - 、さん» ご指摘ありがとうございます！対応させていただきました。 (2018年3月20日 22時) (
レス) id: 92fda3aa32 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 二次創作ならオリジナルフラグ外して下さいね (2018年3月20日 21時) (レス) id: 3317a5c9f3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：渡邊 | 作成日時：2017年7月5日 17時
