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刺客の襲撃から3日。
俺は未だに自室のベッドの上で四六時中過ごしている。
案の定傷口が開いため再度縫い合わせ、今は絶対安静を言い渡された。
ちなみに監視のつもりかメイベルが俺の傍を離れないというおまけ付きでな。
経過観察に来た医師にAの容態を何気なく聞いた。
手術は無事成功。容態も安定している。
しかし、まだ目が覚めていない。
そして、
sm「運び込まれた段階で既に傷が塞がりかけていただと？」
言われた言葉をそのまま復唱すると医師は至極真っ当な顔で頷く。
sm「そもそも斬られていないんじゃないのか？」
「いいえ。刺創や切傷は間違いなく確認されております。
縫合したならまだしも、適切な処置がなされないまま数時間放置されたのにも関わらず
傷が塞がるなんてありえません。
それに傷の深さから察せられる出血量を考えると生きていること自体疑問に思う程です。」
顎に手を当て記憶を呼び起こす。
確かに俺が襲撃に遭ったのは15時頃。
そこから俺の手術に2時間、捜索に1時間、アイツが手術台に乗った頃には
既に3時間以上が経過していることになる。
俺の目測でしかないが傷の具合からして3時間も血を垂れ流しにしていれば
失血死してもおかしくはないような傷の具合だったと思う。
sm「......体質か？」
「体質、という言葉で括っていい程のものではございません。
あのメイドには何か裏があるかと。」
沈黙が部屋全体を飲み込む。
短く息を吐きながら積まれた枕に背中を預けた。
目を閉じれば鮮明に浮かぶ顔。初めて会った人畜無害そうに見せかけた笑顔....
あぁ、いいや。初対面はそこじゃないな。
不安と驚きが入り混じった顔で俺を見上げた夜が初めだ。
メイドの格好をして俺の前に立ったのは2度目で
それから胡散臭い笑顔を早々にやめてチェスのように一歩一歩言葉を詰めてくるアイツは
片方だけ口角を上げて、猛禽類のような洗練された光が宿る瞳を俺に向けた。
sm「能ある鷹は爪を隠すってことか？」
「隠しているのが爪だけだと良いですが」
口を開いたのはメイベルだった。
医師はいつの間にか退室していたようで目を向けても無表情のメイドしか視界に入らなかった。
sm「.....ｯﾌ、爪だろうが何だろうがいいだろう。
所詮は羽がもげれば折角隠した爪も脅威ではなくただの構造の一部でしかない。」
「折りましょうか？その羽を」
無表情のメイドは俺の言葉を待つ。
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そらと。(プロフ) - すみれいんさん» 1から読んだら色々ボロが出てくるから読まなくて大丈夫です！笑笑ほんとに全ての内容を忘れたあたりで読み返すことをおすすめします！ (2022年7月8日 10時) (
レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - そらと。さん» 続編読みました！いいですね、良いですね！少し時間がなく一から読み直されないのが悔やまれますが、いつか読み直したいと思ってます！ (2022年7月6日 13時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - すみれいんさん» 読み過ぎですｗｗｗｗ何回読んでも変わらないですからｗ続編楽しみにしててくださいｗ (2022年7月2日 13時) (レス) id: 212d629fae (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - そらと。さん» 50ページの最後が凄く気になりすぎてとりあえず200話だけ2回読みました。ありがとうございます。もう一度1から読んできます！！ (2022年7月2日 12時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - すみれいんさん» 読んでいただいてありがとうございます！そしてお疲れ様です！これからも更新頑張りますのでまた見に来てください！！ (2022年6月24日 8時) (レス) @page45 id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そらと。
| 作成日時：2022年4月29日 23時
