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「い、今すぐ医務室へ戻りなさい！もうそろそｒ」
ジリリリリ！！と金属音に似た音が鳴り響いた。
備え付けの電話の音だと察したころには侍女長様がもう電話に出ていた。
「.....ええ、はい。今こちらに....え？！そんな！本人に向かわせます！お待ちくださいませBroooock様！」
Broooock様？
なんで彼が侍女長様に電話を？起きたての頭でぼーっとそんなことを考えていると
私の後ろの扉が勢いよく開いて、背中からビュっと風が押し寄せてきた。
「え、もう？」
なんて侍女長様が小さく呟くその視線の先を見るべく振り返ると
頬を膨らませて私を見下ろすBroooock様がすぐそこに居た。
br「Aちゃ〜ん、ここで何してるの？」
『Broooock様にご挨拶申し上げます。いかがなさいましたか？』
スカートの裾を持ち上げて頭を下げる。
br「そんな硬い挨拶いらないよ！てか、勝手に病室出て何してたのさ」
グッと肩を掴まれて体を起こされる。
困ったように眉を下げるBroooock様の額には汗が浮かんでいた。
走ってきたのか。
『私が気を失ってからどうなったのか確認したくてここへ向かいました。
お医者様が来るまで待つほどのことでもないだろと判断しまして特に声もかけずに来ましたが
やはり病床を貸していただいたのに声を掛けないのは失礼でしたよね。』
するとBroooock様はえぇ...と声を漏らして
心底引いたって顔で私を見てから侍女長様の方へ視線を向けた。
「..........普段は賢いのですが...」
『え？あの....私何か...』
br「ん〜、まあいいや。兎に角来て。戻るよ〜」
するっと手首を掴まれてそのまま腕を引かれる。
いまいち状況が掴めなくてその場に足を留めると、それに釣られるようにしてBroooock様も足を止めた。こちらを振り返る彼は不思議そうに首を傾げた。
br「どうしたの〜？」
『あ、いえ。まだ、状況をよく理解していなくて....』
br「え〜？ん〜、Aちゃんはどこまで分かってるの？」
『Nakamu様のお部屋にきんとき様が入って来られた辺りまでは....』
そう答えると、Broooock様はあぁ...と呟いて、少し悲しそうな顔になってから
侍女長様へ鏡を準備して欲しいと命じた。
すぐに手鏡をBroooock様に渡してそれを受け取った彼は今度は私にそれを持たせた。
br「それ、自分向きに持っててね〜」
薄く笑みを浮かべた彼は後ろから私の首元に手をかけた。
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そらと。(プロフ) - 天音さん» あら、それは運命ですかね、、、また見つけてくれてありがとうございます。頑張りますね！ (2022年3月4日 7時) (
レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - まだログインもしてなかったし、お気に入り登録とか知らなかった。そんな昔にみたお話...、のはずなのにまた見つけられた...？！このお話はおもいでの作品のうちの1つです。無理せず頑張ってくださいね！！！ (2022年3月3日 0時) (レス) @page9 id: 511b9233eb (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - 狛犬さん» フォローありがとうございます！！ (2021年11月17日 18時) (レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
狛犬 - お手数かけてすみません！アカウント名は「狛犬 @nTdKEqUijhOcqHZ」です誤字ってたらすみません！ (2021年11月16日 18時) (レス) id: 0666cd5f1f (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - 狛犬さん» うーん、、、一応私のプロフにもHPの欄にURL載せてるのでそこから飛べなかったら私がお迎えに行きますのでユーザー名など教えて頂けると嬉しいです！ (2021年11月12日 17時) (レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そらと。
| 作成日時：2021年9月20日 3時
