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それから程なくしてAの休憩時間が終わってしまい、仕事終わりに店に寄ってくれることとなった
照史の計らいで店に来てくれたときは冷たい態度をとってもうたから、普通に話せて良かったと、安心してることにいまになって気付く
俺はこの先どうしたいんやろう………
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「淳太〜!午前中なんで締めてたん?」
午後の営業を再開して夕方になると、のんちゃんがひとりで来店してきた
『来てくれてたん?ごめんな』
オーダーはまだやけどカフェオレを作りながらそう詫びる
『ちょっと用事があって出掛けてん』
「へー。珍しいこともあるんやな」
『…………珍しいか?』
「おん。やって、ほとんど無休で店開いてるやん。この前の学園祭と今日くらいちゃうん?」
そう言われればそうかもしれない
さほど利益は重視しとらん経営なんやけど、ほとんど毎日店を開けとるのは確かや
この店が好きだから
コーヒーが好きだから
守りたいものがあるから
そうや、そうやった
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作者名:そら | 作成日時:2020年2月10日 15時