彼と過ごした一週間【銀魂】

21.絶えず ページ26

部屋に戻り、一度シャワーを浴びる。

結局、隊服がまた汚れてしまったため、チャイナ服に逆戻り。

しかも、神威さんとの激しい戦闘の挙句、隊服が所々破れてしまった。やっぱり、調子にのって戦ったりなんてしなければよかった…。といっても、この戦闘欲は止められないのであるが。

まぁ、修復不能とまではいかないだけよしとしよう。今はプラスに気を持たなければ、ここで一週間なんてやってられない…。


着替えをし終え、部屋を出る。
結果として、オールする羽目になってしまった。ここに来てからというもの、本当に地獄の日々である。
まぁ、自業自得のところもあることは否めないが。


「戻りました。」


「おお、嬢ちゃん。団長見なかったか？」


またどっかに行ったのかあの人。ちょっと前までバリバリ戦っていたというのに。


「先に行っちゃった…とかないですよね？」


「どうだろうなァ、あのバカならやりかねん。」


「誰がバカだって？」


しれっと会話に参加してきた神威さん。いや、相変わらずの神出鬼没ぶりである。


「俺もちょっと服替えてきただけだよ。あと、戦って乱れたし、髪の手入れとかしなくちゃね。」


「女子かァ！」


阿伏兎さんがいなかったら、私もきっとそうつっこんでいただろう。

いや、確かに髪綺麗だな〜とは思ったが、手入れとかしてるのか…。私よりも女子力あるじゃないか。


「よし、じゃあ早速殺りに行こっか。」


仕方はないことなのだが、せっかく風呂に入ったのにもう一度汗をかかなければならないというのも辛いものである。


まぁ一番の原因はあの時間から戦闘を始めてしまったことだろうが、といっても、過去のことをこれ以上悔やんでも仕方ない。


ふと思ったのだが、こんなに忙しいのか第七師団。もちろん、真選組も警察という組織のため忙しいには忙しいが、第七師団はそれを軽く凌駕してと思う。


夜兎族ということで、体力はあるのかもしれないが…。というか、きっと神威さん次第でこの組織の方針は決まるのだろう。暇を嫌いそうな神威さんが次々に戦闘している、というのが正しいのかもしれない。

やはり、休む暇がなさそうである。

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