氷と雷が描くイナイレ界part3 (ページ22)

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恋バナ……？ページ22

部活が終わり、最後にミーティングを行う。

スカイ「それと、1週間後に雷門中と練習試合をする事になりました〜」

シーファ「ライモン？聞いた事ない学校だな？」

デュード「もう！あの帝国学園が試合放棄したってウワサの学校じゃない、忘れたの？」

シーファ「しっ、知っとるわ！デケェ声耳元で出してんじゃねーよ、ブス！」

デュード「何ですって？！」

絶対忘れてたな……と口には出さないみんな。

聖良「雷門中……！」

輝莉「聖良は雷門の大ファンだもんね。円堂と風丸以外の人達にも会えるじゃん！」

葉月「良かったね、聖羅ちゃんに会えるよ。チトセ君」

チトセ「何故俺に話を振る……」

聖良「普段から会ってるのに……？空さん」

葉月「だってチトセ君、聖羅ちゃんの元カレだもの」

チトセ「ちょっ、やめろ葉月……！」

聖良「モトカレ、って……？」

葉月「アレ、わからなかった？……元恋人同士、って言えばわかるかなあ？」

聖良「恋人同士……つまり、2人はお付き合いされていた、と……」

輝莉「空さんとチトセ君にも色々あるんだな。……私もだけど」

ぼそっと最後の言葉を、葉月だけは聞き逃さなかったが、敢えて口には出さない。

代わりに話題を少し変える。

葉月「そう言う舞川さんは？」

聖良「僕、ですか……？」

葉月「うん、リク君と何かあった？」

聖良「ふぇ……っ！？」

輝莉「あ〜、こないだ海行った時も顔赤かったもんね〜！」

聖良「それは、その……」

メロディ「え〜、なになに？舞ちゃん、好きな子出来たのぉ〜？」

聖良「音色お姉さんまで……。違いますから……！」

デュード「そう言ってるけど好きなんでしょ？皐月君カッコいいもんね〜！童顔だけど背は高いし筋肉あるし、愛嬌あるし強い！男の代名詞要素多いわよ」

聖良「だ、だからそういうんじゃなくて──！」

ユキメ「じゃあ、舞さんは皐月君の事どう思ってるの……？」

聖良「どうって、言われても……」

困った様子でチラッと葉月を見て助け舟を出す。

葉月「俺も知りたいなあ」

聖良「はー君……！」

だが敢えてその助け舟には乗らずに葉月は周りに合わせたのだった。