battle89 ページ46
*ショッピ side*
その後俺は軍に入り、強くなって、結果戦争を終わらせる事ができた。
それでやっと、コネシマ先輩を護れたんだと……そう、思っていたのに。
コ「俺っ……お前が居(ｵ)らんなってめっちゃ寂しかったんやで!? 俺はただ…傍に居てほしかっただけやのにっ……！」
……俺の選択は、最低だったのだろう。
“護るために”なんてそれっぽい理由をこじつけて、結局逃げただけだった。
苦しむ先輩の隣に居れる自信が無く、見て見ぬふりをしただけの事……。
ｼｮ「……すみ…ません…でした。俺…なんて無責任な事をっ……」
コ「あ……ち、違う！！ 別にお前を責めたいわけやないんよ！ むしろ……俺のために危険な道進んでくれてありがとうな」
ｼｮ「……！」
その笑顔に、全てを許されたような感覚に陥ってしまう。
ｼｮ「っ……やめてくださいよ。俺なんかに…そんな優しい顔向けないでください……」
うつむく俺を、先輩はおもむろに抱き締めた。
ｼｮ「えっ!? なっ……」
コ「なぁショッピ君、
───生きててくれて、ありがとうな」
ｼｮ「っ……！！」
この人は……とてつもなく寂しがり屋なんだ。
もう離れるなんて馬鹿な事はしない。
今度は……傍で護る。
コ「もう置いてったりせんといてな？ 俺も頑張って追いつくから！！」
そうか…先輩の言っていた『すぐに追いついてやる』っていうのには、そういう意味もあったのか……。
ｼｮ「……ええ。楽しみにしてます、コネシマ先輩」
顔を見合わせた俺たちは、どちらからともなく笑った。
「水を差すようで悪いが、そろそろ本題に入らせてもらうゾ」
いつの間に下りてきていたのか、リーダーたちが揃っていた。
battle90→←強がりな先輩と、後悔ばかりの後輩の話−4
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 97人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「軍パロ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
空文 加菜(プロフ) - ゆきさん» 悩むんですよねぇ彼の口調…。結局途中で変えるという(笑) (2018年8月14日 4時) (
レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - まってwwひとらんの口調に笑わせられるww (2018年8月14日 0時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
空文 加菜(プロフ) - 兎危@緑君は天使です。これ絶対←さん» うわぁ…妄想がはかどr(( (2018年8月8日 22時) (レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
兎危@緑君は天使です。これ絶対← - 空文 加菜さん» ですね...w筋肉凄い(こなみ)らしいですよ。知りませんけど() (2018年8月8日 22時) (レス) id: 83b7e38493 (このIDを非表示/違反報告)
空文 加菜(プロフ) - 兎危@緑君は天使です。これ絶対←さん» そうなんですか(笑) 結構厳しいお人になっておりますね…w (2018年8月8日 17時) (レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
