強がりな先輩と、後悔ばかりの後輩の話−4 ページ45
*ショッピ side*
戦火が拡大し、俺たちの街にも被害が出た。
自分の家よりも何よりも、俺はコネシマ先輩の家へ向かった。
「っ！ コネシマせん…ぱ……」
先輩の後ろ姿を見つけて声をかけようとしたが、あまりに無惨な光景に息を呑んだ。
俺が何度も訪れて、世話になったコネシマ先輩の家───“だった物”が、焼け焦げて崩れかかっている。
先輩の足元に落ちているスポーツバッグを見て、部活帰りだと察した。
だが、先輩の両親は確か……休日は二人とも家に───。
「あ……」
嫌な予感に襲われ、心臓がドクン、と脈打つ。
まさか…先輩の両親は……。
「？……あっ、ショッピ君！ 無事やったんか！ 良かった〜！」
ゆっくりと振り向いた先輩は、日常的に見せていたあの笑顔を浮かべた。
しかしその目元には、泣き跡が確かに残っている。
なぜこの人が無理して笑っているのか……答えは一つ。
……気遣っていたのだ、この俺を。
こんな時だけ…先輩面しやがって……！
戦争が全てを狂わせた。
俺たちの日常も、俺の安息の場所も……コネシマ先輩の心も。
きっとこの時に、先輩の心は壊れてしまった。
全て戦争のせいだ。
このまま指をくわえて見ていたら、また先輩の大切な人が死んでしまうかもしれない。
そんなの…絶対に嫌だ……！
「……コネシマ先輩」
ある決意をし、俺は先輩を真っ直ぐ見つめて告げた。
「───待っててくださいね」
「え……？」
先輩からもらったヘルメットとゴーグルを付け、背を向けて歩き出した。
それっきり、俺は先輩の元へは戻らなかった。
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空文 加菜(プロフ) - ゆきさん» 悩むんですよねぇ彼の口調…。結局途中で変えるという(笑) (2018年8月14日 4時) (
レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - まってwwひとらんの口調に笑わせられるww (2018年8月14日 0時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
空文 加菜(プロフ) - 兎危@緑君は天使です。これ絶対←さん» うわぁ…妄想がはかどr(( (2018年8月8日 22時) (レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
兎危@緑君は天使です。これ絶対← - 空文 加菜さん» ですね...w筋肉凄い(こなみ)らしいですよ。知りませんけど() (2018年8月8日 22時) (レス) id: 83b7e38493 (このIDを非表示/違反報告)
空文 加菜(プロフ) - 兎危@緑君は天使です。これ絶対←さん» そうなんですか(笑) 結構厳しいお人になっておりますね…w (2018年8月8日 17時) (レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
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