彼等は 29 ページ31
キ「…生きて戻ってこいよ」
フ「そんな大袈裟じゃ無いけど分かったよ」
ヒ「ははっ、僕今日命日だぁ…」
こ「ヒラ壊れるな、落ち着け」
貴「無法地帯乙」
何故か全員の手を中心で重ねている
気合いを入れるって意味なんだろうけど
聞いてみれば毎回これやってたらしいし
今更ながら心配になってきたぞ
キ「よっしゃ！上になんか言われてもめげずに戦ってこい！」
全員「「「「了解」」」」
戦いなんて大袈裟なって思うかもしれないけど、委員会はかなり凹む行事だ
特にE組の生徒はもっと凹む
何せ上の四クラスから嫌みを言われるのだから
過去に一度、にぃにが注意したけど、逆効果だったし
他四人と別れて、私は文化委員が集まる教室に行く
ガラガラガラ
貴「…失礼します」
E組以外ではキャラ作っても無意味だから別に作らない
「あ、来たんだ」
「もう退学させられてんのかと思った〜ww」
「あんたのせいで始まんないんだけど、さっさとしてくれる？」
貴「はい、すみません」
真顔で淡々と言って自分の席につく
座った瞬間、横の人は私の机から自分の机を離した
「なんか臭いんだけど〜だれ〜？」
「汐田さんじゃない？不良らしいし〜」
典型的過ぎてなんとも思わない
これを横で聞き続けていると耳が腐りそうなので、自分から机を離してやった
「あんた、何離してんの？私達が嫌？自分の顔見てから言いなさいよ〜」
矛盾してる。離してほしい癖に、私から離すと文句を言う
意味が分からない
その時、やっとにぃにが入ってきた
兄「すみません、遅くなりました。それでは、体育会に向けての話し合いを始めます。礼」
全員「「「お願いしますっ！」」」
貴「…」
私は言わなかった。面倒だから
話し合いが始まると良く紙が回ってきた
”死ね” ”バカ” ”調子乗んなよ”
調子乗んなよは多分、我々だと幼馴染だからってことだろう
その紙は全部ビリビリに破ってゴミ箱に捨ててやった
…少しだけ、強くなれた
兄「…いつのまに、そんな強くなったんや…」
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trap(プロフ) - 麗音さん» わざわざコメントありがとうございます！そう言ってもらえると凄く嬉しいです！更新頑張ります！ (2018年9月15日 21時) (
レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
麗音 - え…好きです…好きです(語彙力)面白いです、更新応援しております！ (2018年9月15日 21時) (レス) id: 27af552c6a (このIDを非表示/違反報告)
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