彼等は 10 ページ12
貴「…まぁ」
端から彼女等を悪にするつもりはない
確かに言い方は脅しっぽいけど、きっと、外せない用事があったんだ
私は、頼られ、たんだ
？「…ｯて、A、じゃん…」
貴「…」
知ってた。知ってたけど、知らないふりしてた
動物と植物が好きで、自分から入ったって言ってたこの委員会
飼育委員。別名動植物委員とか呼ばれてる
―――そんな委員に入るの、らんちゃんくらいしか居ない
ひ「A、この委員会じゃ、ない、よね…？」
貴「…気紛れ」
朝の冷たい空気が、余計この場を凍らせる
私は立ち上がって、小屋を出た
ひ「A待って！なんで、俺等の所に来てくれなくなったの？」
貴「…」
らんちゃんのその声を無視して、私は自分の教室に戻った
誰も居ない教室で、一人本を開いた
あぁ、そろそろ読み終わる
図書室に行かないと、なぁ…
図書室には、彼が居るから、あまり行きたくない
本が大好きで、蝶も好き、そんな所からエーミールと呼ばれている彼が
決して悪い人ではない。逆に優しすぎるくらいで、心配性
それが、私には辛い。口が避けても言えないけど
そして彼は、図書委員なのだ。大体カウンター席に居る
今なら、良いかもしれない
重い腰を起こして、図書室に向かう
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trap(プロフ) - 麗音さん» わざわざコメントありがとうございます！そう言ってもらえると凄く嬉しいです！更新頑張ります！ (2018年9月15日 21時) (
レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
麗音 - え…好きです…好きです(語彙力)面白いです、更新応援しております！ (2018年9月15日 21時) (レス) id: 27af552c6a (このIDを非表示/違反報告)
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