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『ねぇ、ちょっと話があるの』
家に入った瞬間、玄関で待ち構えていたAは開口一番そう言った。
ut「…おん。」
そう一言いって、2人でリビングへと向かう。
Aの顔は、今まで見たこともないほど険しかった。
席に座ると、いつも通り夕飯を出される。
今日のメニューは鯖の塩焼きと、ご飯と味噌汁というシンプルなものだった。
いただきます、と言って少しずつ食べ始める
目の前に座るAの雰囲気が異様で、中々箸が進まない
ut「話って、なんなん?」
この雰囲気に耐えられず、俺が口を開く。
『……なんの事か、分からないの?』
そう言うAの声は怒気を孕んでいた。
…正直、なんの事だかさっぱり分からない。
身に覚えがなさすぎる
ut「ごめん、分からへん。…俺、何かしたか?」
『しらばっくれるつもりなの?全部、分かってるんだよ…』
ut「だから分からへん言うとるやん…!身に覚えのないことで怒られても、どうすればええか分からんわ!」
あぁ、言い過ぎた。
今日は嫌なことが沢山あって、ストレスが溜まっていた
それを言い訳にするつもりはないが、Aに優しくする精神的な余裕が無いのは確かだった。
その俺の言葉に、Aは大きく目を見開いた
.
.
『…っ、この裏切り者!!』
パシャン、という効果音と共に体に冷たいものがかかる
Aが手に空っぽのグラスを持っていることから、水をかけられたと理解。
いきなりのことに俺が硬直していると、Aは早口でまくし立てた。
『秀也が浮気してることぐらい分かってるんだからっ…!毎日毎日夜遅くに帰ってきて女の子の匂い漂わせてっ………』
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リンゴ(プロフ) - on……Twitterできないンゴ…(泣) (2020年1月21日 19時) (レス) id: aa68c2f553 (このIDを非表示/違反報告)
伊玖 - やばい泣きそう。この作品好きです。サイト変わっても、頑張って下さい (2020年1月13日 21時) (レス) id: c7c0ec82fd (このIDを非表示/違反報告)
音羽リン(プロフ) - 矢吹由佳さん» ボードの方にお邪魔してよろしければ、そちらに書き込ませていただきますがよろしいでしょうか?? (2019年12月27日 17時) (レス) id: bd02fe3886 (このIDを非表示/違反報告)
矢吹由佳(プロフ) - え…Twitterできない民はどうしたらいいでしょう…? (2019年12月27日 17時) (レス) id: fb9a708175 (このIDを非表示/違反報告)
音羽リン(プロフ) - Venusさん» そう言っていただき本当に嬉しいです、ありがとうございます!よろしければ、Venusさんのボードの方にお邪魔してそちらに書き込ませていただきたいと思うのですがいかがでしょう? (2019年12月27日 15時) (レス) id: bd02fe3886 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:音羽リン | 作成日時:2019年9月16日 23時