【wrwrd】なんで俺じゃだめなんすか、先輩。【shp】

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〜ショッピside〜


shp「……はい」


早朝、目覚ましのなる前から電話がかかってきて半ギレで電話に出る


『…もしもし、ショッピ君…？朝早くごめんね…』


電話越しに聞こえてきた声が先輩の声で、尚且つ泣き声のようなものも聞こえたことで俺はベッドから跳ね起きた


shp「えっ…先輩！？どうしたんすか！？」


『秀也が……ﾋｯｸ』


shp「…分かりました、今からそっち行くんで」


そう言って電話を切り、急いで着替えて家を出る


すぐ横の先輩の家の扉に手をかけると、鍵はかかっていなくてすんなりと開いた


shp「先輩？入りますよ？」


部屋の奥からすすり泣きのような声が聞こえてくる。恐らく、先輩はそこにいるのだろう


『ｯ…うぅうう……ショッピ、君ｯ……』


部屋の奥へ足を進めると、先輩がベッドの上で顔を布団に押し付け泣いていた


shp「どうしたんすか、先輩」


ベッド脇まで行き、先輩の前にしゃがんで話しかける


『秀也が……出ていって、クリスマス女と旅行に行くって……っ！』


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shp「…ｯ､ほんと最低っすね、遠藤先輩」


先輩から詳しい話を聞き、最初に出た言葉がこれだった


本来なら彼女である先輩の前で言うことではないけれど、あまりにも酷すぎる


クリスマスに彼女以外の女と旅行に行く？


さらに、それを彼女に堂々と言う？


一体何がしたいんだ、あの男は。


『ごめん、ショッピ君……、私、どうしたらいいか分からなくてっ……』


そう言って目の前で涙を流す先輩


shp「大丈夫っすよ。先輩が俺を頼ってくれたのは嬉しいんで。」


そう言いながら先輩の頭を撫でる


先輩は安心したのか泣くのを辞めて、黙って俺に撫でられていた

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